🧵この記事はきっかけ(1)からの連続シリーズです

台湾から帰国して8年、ようやくビジネスパーソンとして仕事で台湾に来られるようになったにもかかわらず、私はその初日のしかもむっさ早めの段階、桃園国際空港から台北市内の国際会議場、国際会議場から宿泊先のホテルに移動している途中で携帯を落としてしまいました。

幸い、移動のタクシーの中で運転手さんと会話が弾み、運転手さんの名刺をもらっていたので、ホテルのフロントで電話を借りて運転手さんに電話をしてみましたが、車の中に携帯は落ちていないと言います。

到着日の夜は取引先からディナーレセプションに招待されており、上司と同僚には直接レセプション会場に行ってもらい、私は同業の台湾人の旧友と東門（鼎泰豊の本店や永康街で有名な場所）で待ち合わせをして、彼女と一緒に会場に行くことになっていました。このままだと彼女とも家族とも、台湾滞在期間中に会う約束をしていた同業の友人たちとも連絡が取れないし、PCは持ってきているものの、仕事のメールは携帯で常に即時確認していたので、仕事の反応も遅くなってしまうと思い絶望しました。

ホテルを出て東門の待ち合わせ場所に向かう前に、ホテルの部屋からPCを使って、しばらくログインしていなかったFacebookにログインを試みるも、パスワードが分からなくなり再び絶望しました（笑）四苦八苦しながらなんとかFacebookにログインして、

「台湾出張の初日に携帯を失くすというアホアホトラブルを起こしてしまいました…

電話もLINEも繋がりません。LINEは乗っ取り防止のためにPCからログインできない設定にしてあったので、みんなが送ってくれたLINEのメッセージも確認できません。

連絡できる手段は、Facebookのメッセンジャーか、会社のメールだけです。私から返信がない方は、どちらかに連絡し直してください」

と伝言めいた投稿を残し、とりあえず東門、そしてディナーレセプションに向かいました。

つづく

きっかけ(59) -「ルージュの伝言」的な、もっとシャレオツな伝言を残したかった-