🧵この記事はきっかけ(1)からの連続シリーズです

 

 

退職願を提出すると、すぐに会社の副代表から応接室に呼び出されました。

 

 

退職を希望する理由などを一通り聞かれ、いろいろ話をしているうちに、本当はずっと私を外国パラリーガルグループのマネージャーにしたいと思っていた、というかマネージャーをやらないか?と言われました。

 

 

え、何この展開

会社辞めますって言いに行って急に昇進(汗)?!

 

 

私は会社や仕事が嫌で辞めようとしていたわけでもなく、仕事もお客さんも好きだったので、この急展開に即断即決できませんでした。実はサイに話していませんでしたが、私はこの時既に会社で初の女性海外出張者に抜擢されかけていて、その腕試しとして、副代表と一緒にドイツの顧客に対応する予定が2ヶ月後に入っていました。

 

 

サイは好きだしサイと一緒にはいたい。

日本での仕事も好きだし辞めたいわけではない。

でも昇進は………

 

 

私はこの時、自分が所属するグループには同時期くらいに入社した人が一人と後輩が一人いただけで、後は全員先輩でした。社歴で言うと、私は下から3番目、年齢で言うと下から2番目の若手だったので、そんなヤツがグループのマネージャーなんかになったら波風が立ちすぎるだろうとも思いました。それに、私がマネージャーになるということは、その時点でそのポジションにいた先輩を押しのけることになります。

 

 

サイに逆プロポーズをして、会社に退職願を出しに行ったら、今度は自分が逆プロポーズ状態………3時間くらいの間に急展開が起きすぎて、私は一旦回答を保留にして考え直すことにしました。

 

 

つづく