高血圧と糖尿という2大疾病もちのばぁばである。

 然し最近になって、近藤誠博士と大櫛陽一博士の著書を見て、基準値というものに疑惑が起こって来た。

 ご存知だとは思うが、血圧なんてその時々の状態で20~30平気で変わるものなのである。

 家に血圧計はあっても、面倒なので普段測ってもいなかったが、基準値への疑惑の芽を摘み取ることが出来ず、そして先生方の著書に触れ、5月の下旬から降圧薬を飲むのを止め、ついでに血糖値を下げるための食生活の改善を試みた。

 丁度2週間後に検診があり、血と尿の検査をしてもらい、結果はというといつもは8個くらいH(High)が付くのに、今回はたったの3個だった。HbA1cの値も、6.3から6.1に下がっていた。

 気を良くした私は、薬を飲んでいないことは伏せて、主治医の先生に大胆な質問をぶつけた。

 ”先生、4月1日から高血圧の基準値が160/100に変わったそうですが、じゃぁ、140くらいだったら薬飲まなくても大丈夫じゃないですか?”・・・すると先生は、そんな話は聞いていないし、薬を止めたら腎臓が悪くなる、と仰られた。

 で、じつは、、、とは打ち明けられず、薬を70日分貰ってきたが、勿論飲んでいない。

 私が大胆にも薬を飲んでいない理由は、飲まなくなってからずっと朝晩血圧を測った記録をつけているからである。

 そして、Youtubeの若いお医者さんたちのいう事にゃ、血圧というものは間を置いて2回計測して低い方を採用するという事だったが、今までの通院でご丁寧に2回も測ってもらったことなど一切なく、然も血液検査の結果がプリントされた用紙には当然後から測った血圧などは記録されておらず、先生が自分のPCに記録するだけで、患者には何もしらされていなかったのは、今頃になって腑に落ちない。

 医師が出す薬を疑った事は一度も無かった、、、近藤誠先生の著書を読むまでは!!

 私が自分の体を張って治験に挑んだのは、実のところ、この年まで生きて後はたいして思い残すことも無いと思ったから、、、まぁ、旦さんらには傍迷惑なこっちゃけどね、ええねん、大人やからどうとでも生きていける~と、いう事で、約1か月余のエビデンスを体を張って得た私は、過去最大強気である。

 朝晩2回測って低い方の値をとると、大抵140/80の範囲だったので、このまま治験を続けることにした。

 どう見ても数値的にはそれ程悪くない、ほぼ健常者を、高血圧学会と医療機関が結託して金儲けの餌食にしているのは明白に思える。

 そもそも私らの若いころは、最高血圧は年齢+90て言うたもんやし、著者の両先生方もその辺が妥当だと仰っておられる。

 昔は栄養状態が悪くてタンパク質を十分に取れなかった時代は、血管も脆く高齢になるにつけ破れやすかったが、現代は一様に健康状態も良く、脳溢血よりも脳梗塞、心筋梗塞でお亡くなりになる事例が圧倒的に多いのだと、両先生はその著書の中で根拠を揚げて力説しておられる。

 高齢化と共に血管もまた固く弾力性が無くなってきはするが、それゆえに、降圧剤を服用することで血液を隅々まで行き届ける力が削がれ、流れの悪い排水溝が詰まるのと同じ原理で末梢の血管が詰まり、脳梗塞、心筋梗塞のリスクが爆上げになるという、隠された真実なのである。

 これは糖尿病にも言えることで、薬を飲むならば、極端な糖質カットをしてはならないと思う。

 何故なら不運な場合、低血糖に陥り、意識混濁して事故にあい、帰らぬ人となることもあるからである。

 日本人の欠点は真面目過ぎて一極を極める事にある。

 糖質カットで3度のごはんからも炭水化物を極端にカットしたら、脳を活性化させる糖分は供給されなくなり、認知症になってしまいかねないのである。

 昔から、寝ている間にも脳はエネルギーを消費しているので、朝は1杯のジュースを飲むのが良いとされていたが、何でもかんでも今風のルールで物事を推し測ると、自分で掘った落とし穴に落ちて命を失うこともある。

 拝金主義の現代では、無闇に医療機関も学会も信用できない。

 まずは自分の健康状態を良く知る事である、、、のではないかのぅ?

 ひとり言や、、、