考察・源氏物語 ~紫式部の事情 | YUKARI /紫がたりのブログ

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みなさん、こんばんは。

今日はちょっと紫式部について書こうと思います。


源氏物語を書くにあたり、かなりの部分を端折ったり、エピソードを前後させたりして読みやすくしているわけですが、源氏物語の初めの方はあまりそういう必要がありませんでした。


時系列を整理して慎重に構成を考えるようになったのは、若紫あたりからです。


この辺になりますと登場人物も多くなり、あちらの姫の話し、こちらの紫の君の話し・・・、と物語が入り乱れてきます。

このくらいから春夏もなく年が明ける、ということもままあり、紫式部さまも苦慮されたことでしょう。


彼女の筆力ならば、丁寧にいろいろと描けたと思いますが、その背景には彼女のお仕えしていた家の事情というものが絡んでくると思われます。


紫式部は一条天皇の御代に、かの藤原道長公にお仕えしていました。

一の姫、彰子が入内する際に姫の教育係兼女房として宮中に上がったのです。

一条天皇の元にはすでに道長公の兄・藤原道隆の姫、定子が寵愛を得ていたので、道長公はなんとか自分の姫が帝の寵愛を得られるようにと紫式部をブレインとして仕えさせたのです。


定子の元には同じように清少納言がついていたので、この二人の確執は語らずともおわかりになるでしょう。


彰子が入内した時、定子は女盛り。

彰子はまだ少女のようにあどけない姫でした。

そんな姫に帝が振り向くように源氏物語が描かれたとも言われています。

「続きはまだか?」

と帝に矢のように催促されながら紫式部は執筆に勤しんだようです。


物語の続きが気になって彰子の元へ渡られる回数が増え、道長公の望み通り彰子は中宮へと上られます。


締切に追われる作家のように日々言葉を綴る紫式部さま・・・

とても大変だったのではないかと思います。




次回花宴1月30日(月)より再開いたします。




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