「星に仄めかされて」 | 日光暮らし四季折々

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東京生まれ、東京育ちの私が、2013年に夫と二人で栃木県日光市に移住してまいりました。この地での四季折々の暮らし、仕事や趣味のこと、たまに病気のことなど(2度のがん経験者です)、そして大好きな奥日光について綴ります。

多和田葉子「星に仄めかされて」読了しました。

 

先月読んだ「地球にちりばめられて」の続編、

三部作の二作目です。

 

前作でアルルに集結した面々が、今度は

コペンハーゲンの病院に向かう。

移動の過程もスリルがあって面白い。

病院では新たな登場人物たちが。

またまた大変個性的。

そして驚きのつながりも。

言葉遊びも相変わらずの面白さです。

 

今作では登場人物たちの痛みや弱みが明らかになり、

ドキドキと読み進めました。

 

各国の仲間たちは、考え方も生き方もバラバラだけど、

ゆるく優しく、そして深くつながっているのです。

そこがとても現代的に感じました。

 

次は船旅になるのかな?

言語を巡る旅は続きます。

 

三部作の完結編はいつ読めるでしょうか?

楽しみです!