多和田葉子「星に仄めかされて」読了しました。
先月読んだ「地球にちりばめられて」の続編、
三部作の二作目です。
前作でアルルに集結した面々が、今度は
コペンハーゲンの病院に向かう。
移動の過程もスリルがあって面白い。
病院では新たな登場人物たちが。
またまた大変個性的。
そして驚きのつながりも。
言葉遊びも相変わらずの面白さです。
今作では登場人物たちの痛みや弱みが明らかになり、
ドキドキと読み進めました。
各国の仲間たちは、考え方も生き方もバラバラだけど、
ゆるく優しく、そして深くつながっているのです。
そこがとても現代的に感じました。
次は船旅になるのかな?
言語を巡る旅は続きます。
三部作の完結編はいつ読めるでしょうか?
楽しみです!