飲み会で一喜一憂 ⑤
村沢くんはかなり蛇行して自転車を運転していました。
すごくすごく怖くて。ああ、人間て、余裕ないと本当に
「あわわわわ」って言うんですね。。。
村沢くん運転のわたしの自転車となぜか併走して
ついてくる岡谷くん。岡谷くんいなかったら…なんて
思ってしまう余裕くらいはあったってことか。
あんまりにもぐらぐらと進むもので、わたしは
心配になってしまって。
私 「重くないですか?」
村 「重くないですよー。」
重い!って言われたらそれを口実に降りようかと
思って…。ニケツなんて憧れシュチュではありましたが
なんというか、もう、いろいろと身がもたなくて。。。
でも、すかさず「体重何キロですか?」なんて聞いてくる
ところが村沢くんらしいというかなんというか。
そうこうしているうちに、車どおりの多めな道路に
差し掛かりました。もっとも、三時だからほとんど
ガラガラなんですけど。
それでも、何台か走っている車があって、村沢くんは
先ほどよりはまっすぐ走っているものの、結構車道に
はみ出していたのでわたしはまたもや気が気じゃ
ありませんでした。
私 「村沢くん、うしろ、車車くるまーーー!」
村 「だいじょーぶ。避けてくれますって。」
って、振り返って言うんですよ。あろうことか。
「前見て!まえ!」って言っても「あははー」って
わらうだけ。
村 「俺、Sですよv」
私 「…ということは、わたしが怖がれば怖がるほど
エスカレートしていくわけですね。」
悟ってからは、やっぱり怖かったけどなるべく静かにしてました。
でもね、村沢くんはやっぱりサディストで、赤信号で急ブレーキ
かけたんです。バランスが崩れて、わたしは思わず村沢くんの
シャツを掴んでしまいました。
ああ…どうしよう。いま、嫌じゃなかったかな?
えっちらおっちらしながら、10分強でうちまで到着。
わたしは家の前で村沢くんに待っててもらって(なぜか岡谷くんも
まだいた)寝てる親を起こして、「車借りていい?」と聞いたら、
「ダメダメ!危ないからお父さんがつれていってやる」と・・・!
先に行って、村沢くんにそのこと話したら、やはりかなり動揺して
「むすめの父親って苦手だ」とかなんとか言いつつ対策を立てようと
するまもなく父が降りてきて、後戻りできぬ状況に。
岡谷くんは父が来る前に帰ってしまい、そこで父とわたしと村沢くんの
深夜の微妙ドライブがスタート。
微妙な空気の中で、村沢くんの家を知る。
父にはちょっと叱られました。さすがに。。
翌日バイトで顔を合わせたわたしたちは真っ赤になってしまって
村 「神谷さんは、車の運転できるようにしといてください。」
私 「村沢くんは、アシを用意してから終電すぎまで飲んで下さい。」
わたしにとっては、いろいろと刺激の強すぎた飲み会でした。
これでおしまいです。長々失礼しました。