あれこれ考えて、ボイスレコーダーを買おうと決意した。
でもやっぱり…と、
躊躇する自分もいた。
好きになって、2人で色んな時を重ねて来た。
いい時も悪い時も乗り越えて、
結婚し家族になった。
この人の隣で、
ずっと2人で生きて行こうと思った。
ありがたいことに子どもにも恵まれ、
両家の両親との関係も良好で。
親の顔が浮かぶと、真実を知らない方がいいんじゃないか…。
子どものためなら、わたしが我慢した方がいいんじゃないか…。
いや、無理笑
いつも通り朝ごはんを作り、身支度しいつも通りわたしが先に家を出る。
会社に着き、いつも通り仕事し、
外へ出るまでの時間をやり過ごす。
離婚を相談した先輩と取り引き先との打ち合わせで出かける予定だった。
先輩と書類の確認をし、
いざ出発!
電気屋!←違うだろ
それぐらいの勢いでした笑
向かう車内で、昨日のお礼を言う。
その後のことも話す。
受け止められるのか?と心配され、
「わたしは大丈夫です強いから覚悟はできています」
と、鼻息荒く応えた。
打ち合わせ後、ランチ前に先輩と別れて電気屋へ行く。
すぐに店員さんを捕まえて、
「長時間録音できるボイスレコーダーが欲しいんです」
と伝え案内される。
こんな時は、
元旦那口座から引き落とされる家族カードでお支払い
ボイスレコーダーをゲットして、わたしは興奮していた。
何なんでしょう。
変な高揚感。
本当はすっごく怖かったんだと思います。
居ても居なくてもいいと思いながら、
ボイスレコーダーを買い、真実を知った時どうなってしまうのか…。
今まで家族で積み上げて来たすべてを壊されてしまうかもしれない不安。
ボイスレコーダーの充電を職場で完了させ仕事を終え、実家へ子どもたちを迎えに行く。
テンション高い子どもたち&父(笑)
たくさんのお土産話とお土産。
もちろん、元旦那にもお土産がある。
子ども3人が各々自分が選んだもの。
キーホルダーとお守りと入浴剤。
そんなほのぼのした時間を過ごしているとメッセージが来た。
今日は遅くなります。明日は車タイヤ交換だから軽で行くの忘れないで。
(クソ色にしてみました)
念押しかよ!
自分のことだけかよ!
子どもたちがパパにとお土産買って、渡すのを楽しみにしています。起きている間に帰れますか?
と返信する。
待てど暮らせど返事はなし。
サイテーだな
お花畑クソヤローだな。
両親に話すべきかと悩んだが、
もう少し先にしようと決めた。
ボイスレコーダーとキッズ携帯を隠す場所を悩んだ。
チャイルドシートのどこかにと一瞬かんがえたが、もしかすると外してしまうかもしれない。
ないな…。