我が家の玄関の小さな花壇に苺がなりました。



苺

最近は苺というと、クリスマス頃から出回って、冬から春がシーズンのように思われがちですが、実は夏の季語なのです。


我が家の小さな苺の苗は、昨日一粒、今日一粒…と本当にちょっとずつ実るのです。

そんな僅かな収穫を、分け合い頂く今日この頃なのであります。


その昔、日本にも野生の苺があったそうですが、今日栽培されているのは、江戸時代の末期にオランダから輸入栽培されたオランダいちごを品種改良されたものだそうです。


普通、私たちが食す苺の実というのは、実は花托が肥大したもので、学術的に苺の実とは、あの種のような粒々が本当の果実なのだということです。


つぶしたる苺流るゝ乳の中    高浜虚子


青春のすぎにしこゝろ苺食ふ  水原秋櫻子


この雨のあがれ日当れ庭苺   星野立子


苺にミルクをかけて食べるというのは、明治の頃から既にされていたんですね。


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