こども自然公園の大池の先には中池という、ちょっと小ぶりの池がある。

その池の畔に立つと鴨たちが一斉に寄って来た。こんな歓迎受けたことない…!

なんて人懐っこい鴨たちだろう…!と悠人はここぞとばかりに写真を撮った。



水鳥1

すると突然きびすを反すように背を向けて、対岸の人の方へ泳いでいく。

遅れをとったものは、羽ばたいて仲間を追い越すように飛んでいった。



水鳥2

奴ら、悠人が餌を持っていないと見極めると、さっさと行ってしまったのだ。

向こう岸の男性が餌を撒きだすと、鴨は我先に餌に飛びついた。


数分後、男性の持っていた餌が終わると、また対岸の別の人を目がけて一斉に移動を始める。

鴨たち…あの小さな目で、よくもまあ、これほど素早く餌の有無を見極めて翻られるものだと、可笑しいやら、現金さに呆れるやら…(笑)

それはもう録画して皆さんにお見せしたいくらいだった。


あぁ可笑しい…。

興奮冷めやらぬ中、先へと進み、家畜小屋へとやって来た。

ここには羊や山羊やポニーが居た。



羊

山羊


ポニー

冬至の寒空の下、黙々と飼葉を食べている。

飼葉の香りが冷たい風に運ばれて届く。そういえば、もうじきクリスマス…。

イエスの誕生の夜、両親は泊まる宿もな馬小屋に身を寄せ、赤子も誕生後、飼葉桶に置かれたのでしたね。


なんだか雪でも降りそうな寒さになってきたね…。

誰かが口にすると、みな帰路に着いたのだった。



冬至の公園2



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