これは、笑うとか楽しむとか、あるいは好きな人といると笑顔になってしまう。愛っていう概念なんですね。この概念があると、ほうれい線ができるわけですよ。
吉野敏明
引用元:【知ると驚く!】なぜほうれい線ができるのか?
今回の動画は東洋医学の視点から、なぜ「ほうれい線」ができるのかを解説します。西洋医学でよく語られるエイジングの観点だけでなく、東洋医学の顔面神経や五行思想についても触れ、さらに、治療法としてのヒアルロン酸注入やワイヤー、鍼治療、さらには食事の話まで網羅しています。
1.ほうれい線とは何か?
ほうれい線は、鼻の脇から顎付近にかけて伸びる線のことを指します。昔はヒアルロン酸注入が主流でしたが、皮膚の上から打つことは内出血のリスクがあります。近年は、口の内側から施術する方法が主流です。
2.顔面神経と表情の関係
よしりんは、顔の表情を支配する「顔面神経」に注目しています。これは喜怒哀楽と深く結びついており、笑ったり怒ったりするときに使われる神経です。元々は虫を避けたり外敵を察知したりするための動きにも関係していたとのこと。そのため、顔の筋肉の動きが豊かな人は、表情ジワが出やすいという見方をしています。
3.五行思想から見るほうれい線:喜びの印
東洋医学の五行思想では、「笑顔=喜び=火」という考え方で、ほうれい線がある人は感情表現が豊かで、喜びの感情をしっかり顔に出せている人だと解釈します。つまり、単なるシワではなく、その人の人生や感情の歴史が刻まれた“表情の証”とも言えるのです。
4.ほうれい線が深くなる理由
問題なのは顎関節がうまく動かず、咀嚼が不十分になると、本来使うべき神経(咀嚼筋を動かす神経)を使えず、顔面神経に負担がかかることがあります。よしりんは特に「外側翼突筋」などの筋肉が影響を受けやすいと説明。こうした神経・筋肉のアンバランスがほうれい線を深くさせる一因になる可能性があるのです。
5.ほうれい線を消す治療法の多様性
治療法としては、昔ながらのヒアルロン酸注入や、先にあげた口の中から注入する方法があります。さらにはゴールドワイヤーによるフェイスリフト、多数のワイヤーで顔を“釣り上げる”ような手法、そして針治療(鍼)などがあります。よしりん自身、過度な注入には慎重で、「顔に異物を入れすぎるのは好ましくない」との考えを持っています。
6.生活習慣と食事による根本アプローチ
よしりんは、治療だけでなく根本的なケアとして食事や暮らしのバランスも重視しています。皮膚の下にはコラーゲン組織や筋肉があり、その健康状態は食事内容によって大きく左右されると指摘。特に脂質のバランスが重要で、飽和脂肪酸を適度に含む食品(赤身・白身の肉、貝など)も取るべきと言います。貝類は、日本人が昔からよく食べてきたように、肌のためにも優れた食べ物だったのです。
7.ほうれい線をどう受け止めるか
よしりんは最後に、ほうれい線をただ「消すべき悪」と考えるのではなく、自分の顔の人生の証として受け入れる見方をすすめています。確かに深く刻まれた線が気になる人には治療も選択肢になりますが、そもそもその線は「豊かな表情」と「喜びを表す顔面神経の活動」の結果でもある」ことに気づくべきです。
まとめ
ほうれい線の考え方には、西洋医学的な老化だけでなく、東洋医学や顔面神経・五行思想を交えた深い視座があります。ほうれい線は単なるシワではなく、喜びや笑顔を重ねてきた人生の表情でもあること。治療も豊富ですが、まずは自分の表情を肯定し、日々の食事や習慣で根本からケアすることが大切なのです。