リサイクルショップで楽器を探す。 | yoshinology

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世の中に偽りというものが無ければ、疑いが生じない。疑いが無ければ、探求が行われない。探求が無ければ、知恵も、知識も、天才も生まれない。 —Walter Savage Landor

 昨夜はお酒を飲まなかった所為か、それでも疲れていて早々に寝たお陰か、今日は朝九時に起きました。

 十四時頃まではN嬢と共に好き勝手に過ごし、十五時半頃から散歩に出掛けました。買物が目的だったのですけれども、歩いて行くには散歩と言う方が適当なくらいの程良い距離にある町のリサイクルショップに行きました。

 電車で行くとすれば、隣駅のT駅で乗り換えて一駅先のK駅になります。K駅前にある公営のKK公園の外周を歩き、一つ目の角を曲がり、その辺を真っ直ぐ行き、次の角も曲がらずに真っ直ぐ行った所に、そのリサイクルショップはありました。

 以前、ドラマーのKA氏が、別の店舗ではあるのですが、そのリサイクルショップでとても良いハイハットスタンドを買った、と日記で書かれ、ああ、そういう所にも楽器は売っているのだなと今更の様に再確認し、N嬢がお休みの今日、散歩がてら行って来たという訳でした。

 今日は天気も良く、家を出た十五時半頃は、歩き続けていると汗ばんでくる程でした。上着を脱いで腰に巻き、途中のコンビニエンスストアで飲み物を買い、目的地に向けて歩き続けました。お店の場所はインターネットで地図をちらっと見た程度で、きちんとした住所や周囲に何があるかなどは全く調べておりませんでした。なので、途中で迷ったのではないかという心配もありました。それでも信じて歩き続けていると、お店の看板が見えて来ました。それまでの心配はどこへやら、颯爽と店内に入り、楽器が置いてありそうなコーナーに行きました。見た感じで半壊しているのではと疑えそうなギターやベースが数万円であったり、その逆の商品もあったりして、あまり信用は出来ないと思ったのですが、その分掘出物もあるかも知れないと思い、その一角を隈なく物色し、一枚のシンバルを見付けました。セイビアンのAAX、十八インチのメタル・クラッシュシンバルでした。値段はなんと三千円。これこそ掘出物だと思ったのですが、如何せんAAXのメタル・クラッシュシンバルです。使っている人と言えば、故樋口宗孝氏(ラウドネス)、本間大嗣氏(アンセム)、ジョー氏(サイクル)、シンヤ氏(ディル・アン・グレイ)などなど、ヘヴィでラウドな方々です。ちょっと違うな、とは思ったのですが、でも三千円だもんな、という葛藤があり、暫く悩んでいたのですが、試奏させて頂き、実物をじっくり観させてもらったのですが、保存状態が、売る気があるのかと思えるくらい悪かったので、止めました。

 お店を出た後には、道路の向かい側にあった古本屋さんで、心理学が言う「代償」を実行すべく、五百円で売られていたゲームのソフトを買おうと思ったのですが、それも勿体無いので止めました。結局今日は散歩だけとなりましたけれど、N嬢と久々にゆったりとした時間を過ごす事が出来ました。


 明日は六本木スイートベイジルに、アレックス・マハチェク・トリオのコンサートを観に行きます。