コロナ禍で揺れた今年の日本シリーズは、圧倒的な強さを見せたホークスの日本一で幕を閉じました。
その日本シリーズの視聴率が出ていましたが、
4試合の関東地区の番組平均視聴率は
第1戦 12.3%
第2戦 8.6%
第3戦 9.5%
第4戦 9.0%
(ビデオリサーチ調べ)
第1戦と第2戦こそ去年を上回ったけど、3試合が一桁で低迷してました。
ちなみに20年前に同じカードで(当時はダイエーホークス)戦われた第1戦は36.2%。
ざっと3分の1になった形ですね。
今回のジャイアンツの弱さでは仕方ないと思う反面、セ・リーグとパ・リーグの王者が激突する日本シリーズで、かつては高視聴率をたたきだす強力コンテンツだっただけに野球ファンとしては寂しい気もします。
しかし、ホークスの地元、九州地区では違ったようです。
第1戦 31.9%
第2戦 24.8%
第3戦 28.7%
第4戦 27.8%
関東と比べるとべらぼうに高いですね。
試合も日本一を決めるものとしては一方的だったけど、
視聴率でも一方的だったということです。
こんな試合内容と視聴率が続くようだと、地元の中継だけでいいという話になって、将来的には地上波から日本シリーズの中継がなくなるかもしれません。
野球ファンとしては、これだけは避けてもらいたいものです。
ちなみに日本シリーズの最高視聴率は
1978年10月22日の「ヤクルトvs阪急 第7戦」の45.6%だそうです。
これはヤクルトの大杉選手のレフトポール際の本塁打がフェアか否かでもめた試合で、阪急・上田監督の1時間19分の抗議は伝説になっています。
現在と視聴率の背景が違うとはいえ、昔の日本シリーズは伝説になるような試合が多く、誰もがテレビにかじりついていた記憶があります。
とにかく来年はどの球団も「打倒ホークス」を目指してレベルアップを図り、日本シリーズの輝きを取り戻してほしいものです。