ぎっくり腰

「ぎっくり腰」とは、何かのきっかけで急激に起きた腰痛のことで、

医学的な病名ではなく一般的な名称です。

■どうして痛むの?

痛みの原因で非常に多いのは、腰周辺の筋肉の痙攣です。筋肉は多くの筋繊維によってできており、伸び縮みすることで身体を動かしています。これが張った状態になると、固くなって縮まなくなってしまいます。

このような筋肉の「緊張状態」が続くと、負担がかかる動作で一気に筋肉が縮まり、その急激な変化に周りの筋肉・靭帯などが耐えきれず、炎症を起こします。これが痛みの原因となっています。

■こんな時は注意しましょう

・重い物を持ち上げることや身体を捻る動作

・パソコンでの事務作業などで長時間同じ姿勢でいる場合

・運動不足、肉体疲労、肥満体質などから腰の筋肉の血行が悪くなっている時など

■ぎっくり腰になってしまったら~自宅での対処方法~

その①

まずは腰に湿布を貼るなどして冷やす

筋肉の痙攣や腰周辺の組織の炎症をおさえます。

※ポリ袋にいれた氷水で冷やすとさらに効果的→2030分ほど腰に当てる


その②

楽な姿勢で安静に

左右で痛みがある側を下にして、背中を丸めるような姿勢で横になりましょう。

移動するときは中腰で。


その③

横向きの楽な姿勢で寝ましょう

足の間にクッションをはさみ、股関節と膝を曲げて丸くなるような姿勢で。

※仰向けで寝る場合…両膝を立てるか、座布団を23枚ほど重ねた上に膝から下を乗せる


■ぎっくり腰になってしまったら~日常生活で注意すること~

立ち上がるときは、まずうつ伏せになってから、膝を立てて四つん這いの体勢からゆっくり立ち上がる。





・入浴はせず、軽くシャワーを浴びる程度に

…浴びた後に痛む場合はすぐに冷やす!

・患部はもまない!自己流マッサージは避ける

・ストレッチ・予防体操は痛みがなくなってから

…日常動作に支障がなくなってから行う

■正しい姿勢・適度な運動で予防しよう

・背骨がS字の状態になるよう姿勢に気をつける

・水を使った運動(水中ウォーキングなど)や散歩

・肥満気味の人は腰の負担が減るよう体重を落とそう

※大腰筋をきたえるトレーニングも有効です


■痛みがひどいときは無理をせずに医療機関へ

数日経過しても痛みが強い・悪化が感じられる場合は、早めに受診しましょう。

痛み以外の症状や、どんな姿勢でも痛む場合は他の疾患の可能性もあります。