2月11日『建国記念の日』にちなんでクイズ。「建国って何でしょう?」 | キミの話にはオチが無い

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いまのところ特段の説明はありません

恥ずかしながら。つい昨日ぐらいまで、

日本の建国記念日を知りませんでした。

 

そもそも、『国家・日本のはじまり』も、『国家・日本とは何か』も、案外難しい。

 

ヒントとして、ちょっと視点を変えて。

『アメリカのはじまり』『アメリカとは何か』だったら比較的イメージしやすいのです。

 

ウィキによると、

「イギリスさん!うち、もう植民地じゃなくて、独立した国家なんで!」

(超訳。本当はもっと怨嗟にまみれたものだったはず)

と西暦1776年7月4日に独立宣言したことを機に成立した現存国家ですと。

 

独立宣言=アメリカ建国と定義がはっきりして、わかりやすくていいですね。

 

 

さて、国家・日本の出生を自分なりに考えてみる。

 

「日本国憲法成立」は?

これは出生どころでなく、人生で例えればせいぜい「今の住所に引っ越した日」でしょう。

 

余談ですが、『正論』なるカタそうな雑誌の学生100人アンケートで

日本の建国者はマッカーサーと答えた子が5人いたそうな。

【西論】建国の物語さえ知らぬ高校生98%…わが国を素直に愛したい 大阪正論室長・河村直哉(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

 

国家のはじまりを「出生」に例える…我ながらウマいじゃないか。

 

「アメリカの生まれ」がわかりやすいのも(日本以外の全ての現存国家がそうですが※)

親がいて、生まれて、名がつく、という過程が文字で残っているからなんですね。

 

日本が出生したときがあまりに古く、日本国内で文字が使われていなかった模様です。

出生の記録が非常にとぼしいのです。

ないことはないが、あえて教えない、という謎スタンスを取り続けているのが最大の原因ですが)

 

仕方ないので文字で残っている、有名な外国の歴史書から

「『日本』という名乗り」の起源を探ります。

 

シナ大陸の帝国『魏』から「倭」と呼ばれていたところ、

「私たちの国は やまと です」

としています。

(魏志 倭人伝 邪馬台国:3世紀おわりごろ)

 

ところで やまと に当てる漢字には試行錯誤があったようです。

 

万葉集に登場する やまと と読む歌を調べると、古い順に

 

「山跡」(雄略天皇=五世紀ごろ?)「山常」「八間跡」「大和」

 

が当てられているそうです。
7世紀にいよいよ「日本(やまと)」となり、今に至ります。

(読みが ひのもと にほん にっぽん となった経緯は判然としないようです)

教科書では学べない〜なぜ日本はヤマトの国と呼ばれるのか?〜|小名木善行 - YouTube

 

ともあれ魏志(倭人伝)は3世紀のおわり、つまり古墳時代の書物で、

このときの日本列島はすでに、ヤマトを名乗る国家でした。

 

古墳時代の古墳とは、ザックリ言うと大和朝廷の天皇の大きな墓のことです。

(天皇の親戚その他有力者の古墳もあります)

 

というわけで、

「日本が生まれた日」の正解は、大和朝廷の初代天皇の即位日でした。

 

初代天皇の即位日は日本書紀で『辛酉年春正月庚辰朔』と書かれてます。

(わたしは読めません)

この日を特定するため研究した明治政府が「即位の日は西暦紀元前660年2月11日」と結論しました。

実際のところは紀元前1世紀ごろだと思います。春に1年、秋に1年と数えた時期があったこと など から)

 

ちらっと述べましたが(※)

生まれも由来もハッキリしないほどに成立の古い国家(滅びていない)は、世界で日本だけです。

歴史が長い世界の王室トップ10!世界最古の王家は「日本の皇室」である - Latte

 

今上天皇が第何代かご存じですか?第126代です。ひえー。

 

今日も、アマテラス様の関係者様にお詣りに行こうかな。