静脈内鎮静法。

知っている人は知っていると思う。

 

簡単に言うと、全身麻酔の1つ手前の治療方法で、

胃カメラとか内視鏡検査が苦手な人によく行われるが、

一般の病院だと、この麻酔の量が少なくて、

意外と意識がはっきりしていると思う。

 

自分の場合、

これを行うのが歯科治療。

 

何かしらの精神疾患が原因だと思うが、

自分はかなり、嘔吐反射が激しい。

口を開けられない。

「大きく口を開けて。」

と言われた瞬間から嘔吐反射が起きる。

 

これだと町の歯科では門前払い。

で、総合大学病院を紹介されたが、

そこでも何とか治療できるものの、

そのペースが遅い。

 

治療のスピードが虫歯のスピードに追いつかない。

口が開けられないので、歯磨きができないから。

 

で、今の専門大学歯科病院。

家から片道2時間強。

 

だが、さすがは専門大学歯科病院。

麻酔の量が半端ない。

 

そう、意識がない。

空白の2時間がその日にある。

 

確かに、治療が進むことは良いのだが、

何の記憶もない。

これって、自分にはすごく恐怖に感じる。

要は、死んでいる。

 

あ~、死ぬって、こういう感じなんだ~。

最後の記憶があるものの、それ以降は何もない。

 

大げさのように思えるかもしれないが、

実際にやれば、わかると思う。

 

帰宅して、今、このブログを書いているが、

この治療後は、いつも思う。

 

精一杯に生きようと。