2005年6月から8月までの期間、夏休みだったということもあり、「公共部門の経営」と題して、何回か連続で記事を書きました。初回はこちら
そこでは、もう1年も前になりますが、修士1年目の秋学期に履修した「行政マネジメント(行政経営。Public Management)」の授業で学んだことを、復習がてら紹介しました。
また、その後、同授業で読んだいくつかの論文についても触れました。

やはりこうして改めて復習すると、自分のためにもなると実感しています。
そこで、また新しい連続記事を書き、自らの復習とともに皆さんに色々と紹介できればなと思うに至りました。

修士1年目の春学期に、「行政組織論(Public Organization)」という授業を履修しました。上述の「行政マネジメント」と似たような部分もありますが、主に組織行動論に焦点が当てられており、リーダーシップ、意思決定、モチベーション、組織文化と変革、コミュニケーションなどを学びました。
その授業で用いた教科書は以下の2つです。


Denhardtの教科書は、簡単な練習課題や事例分析などもついていて、専門的過ぎないつくりでもあり、取っ付きやすかった印象があります。
Raineyの教科書は、理論の解説が中心のような印象ですが、膨大な量の文献を精査した上での理論のまとめであり、とってもタメになりました。

どちらかというとRaineyの教科書を主に用いたということもあり、そちらのほうが思い入れが強かったりします。

秋学期ももう少しで終わりが近づいており、また、春学期(いよいよ最後の学期です。)は多少授業負担を軽くする予定であることもあり、今度はこのRaineyの教科書の内容やそれを読んで私が感じたことをまとめていければなと思います。

この手の話、どのくらいの方が興味をお持ちかはわかりませんけれど、自分の復習のため、また、少しでもご関心をお持ちいただける方がいらっしゃれば、幸いに思います。