西和賀日記641回「岩手大生とクマ交流」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

銀河ホールで「クマ展」があるというので行ってみました。

 

 

町主催の「にしわがウッドライフ・フェス」の一環で、岩手大学ツキノワグマ研究会が出展しました。

 

 

岩手県在住の写真家が撮影したクマの生き生きとした写真が紹介されました。

 

 

毛皮や頭骨もありました。

岩手県の生息状況や人身被害の特徴を伝える展示もあり、学生たちが見学客の質問や話に応じていました。

 

 

山奥の西和賀町はクマの本場と言ってもいいくらいクマは身近な存在です。

前にも書きましたが、クマ目撃情報のニュースで西和賀町がまず出ないのは、当たり前なので住民はいちいち通報しないからなのです。

 

 

2日間の開催なので、学生たちを大野に泊まってもらうことになっていました。

さっそく歓迎の食事会です。

 

 

ミチヒロさんやモンちゃんが昼から仕込んでおいた食材で学生たちがピザや焼き肉を準備しました。

皆さんワイワイと楽しそうで、生ビールのジョッキ片手のおじさんたちも元気をもらいました。

 

 

もっこり会館のピザ釜で焼き上がった天真爛漫なピザは、彼らの若さと勢いそのものです。

僕は暗かった自分の学生時代を思い出しながら、クマの研究に人生の道筋を見出して輝いている若者たちがまぶしくて仕方ありませんでした。

 

 

リョウイチさんが差し入れたクマ肉の煮込みに学生たちの歓声があがりました。

北海道の知人が仕留めたヒグマだそうです。

肉のほかには何も加えず脂のうまみを生かした醤油ベースの逸品、さすがです。

「クマとの共存」が研究の主要テーマらしい若者たちに、リョウイチさんの毅然とした現実論はどう受け止められたでしょうか。 (6月29日)