秋も深まってきました。
腰の方はまだ立ち上がると痛くて身体を直ぐには伸ばせない状態ですが、立って歩く分には問題でなしで9割方は回復。
そんなんでキノコは止め、山登りに昨日行ってきました。
最近は行っていませんので3年振りの久々の登山です。
朝5時過ぎ、まだ真っ暗な高妻山登山口の駐車場に着けば既に10台位車がある。
車で気温計を見て3℃か?と思っていたが、良く見れば”-”付き、何とマイナス3℃である。
放射冷却で相当冷え込んでいます。
コンビ二おにぎりを食べていたら明るくなった。5:45分出発。
牧場から見える戸隠山は朝日が当たり、紅葉が真っ赤
牧場入口で登山届けを出していたら一人の女性から声を掛けられた。
登山口が分からず牧場内をウロウロしていた様です。
しばらく一緒に歩くことに。
聞けば安曇野から一人で昨日来て、車中泊の予定が夜冷え込む心配から、近くのペンションに泊まったとのことです。
山頂ヘは一不動を経由するコースを辿る。
道と云っても沢の徒渉や一枚岩の帯岩、鎖場の危ない箇所もあります。
トレッキングシューズで来たものの、厚底では感覚もなく滑って怖い。
やはり、普段履き慣れている地下足袋かスパイク長靴を来れば良かったかナ~。
早朝は寒くて震えていたのに、一時間も歩いたら身体もホカホカ。
うわっぱりを脱いでペースを上げる。
登山道の両脇にヤブタケ発見。いやでも目に入る。
既に多くの登山者が見ているだろうに勿体ない。
草をかき分ければ奥の方は鱗で生えている。
今日は純粋に登山を楽しむだけ。‥と山に来ているのではあるが、これを見てしまったからには何時もの血が騒ぐ。
実はこんなこともあろうかとポリ袋を幾つか雨蓋に忍ばせていました。💦
稜線にある一不動避難小屋に到着。
先行していた女性が休憩していました。
採ったヤブタケを宜しければ食べて!と半分以上差し上げました。
キノコの名前を再度聞き返してくるので楢の木に生えるナラタケと伝えると、山のお土産がで来たと喜んで貰えました。
こちらこそ、荷も軽くなって大助かりです。
山慣れした感じの綺麗なご婦人でした。
この稜線からは山頂へかけて江戸時代、修験の山だっただけに、今も一から十までの石祠が置かれています。
山の神の信者の私しとしては全ての祠に手を合わせて歩きました。
今日はこれ以上ない秋晴れです。
行く手は緩く見えるが。長い長い恐ろしい急坂が待ち構えています。
最後の山頂への登りは口から心臓が飛び出すかと思うほど半端ないシンドさ!
20,30歩進んでは立ち止まり、見上げては溜息の繰り返し。
この登りでは自分より若い人たちに追い付かれること3、4人。
道を譲ると直ぐに見えなくなる。
そんな馬力が羨ましいです。
やっと十阿弥陀に到着。
ピークは目前、後はビクトリーロードを行くだけ。
10:35分
近くに黒姫、妙高、火打、焼山、雨飾などの山々。
待望の山頂ラーメンはキノコ入り。
気持ち良すぎて1時間半も山頂から山々を眺めて居た。
丁度12:00に下山開始
下りは眼下の紅葉の海に飛び込んで行く感じ。
今日は平日だが20~30組位の人と会っただろうか。
登山者はほぼ中高年者、その大体がソロの人、御夫婦の方も居た。
グループと思しきは上写真の女性4人組のみ。
登りも、下りも道を前を歩いていて道を譲って頂いた。
先頭を行くのは女性ガイドさん。
流石プロは一般の登山者とは一目で違いがわかる。
身支度もすっきりしていて、立ち姿一つでも如何にも玄人って感じでカッコいい。
百名山だけあって週末で天気も良いとなれば、登山道も渋滞するはず、今日は静かな秋の山歩きが満喫できました。
この山の厳しさは下山で登り返しが幾つもあり、体力を消耗する。
最後は牧場やキャンプ場内の長い平坦な道。
退屈なのですが、酷使した脚のクールダウンと一日の余韻に浸れる気持ちいい歩きでした。
駐車場に戻って15:00
いや~、久々にいい運動なりました。
それでは。