我が家は4人家族。
家は築3年の一戸建て。

それなりに幸せに暮らしていたけど、ほんの5ミリの虫がその幸せを壊しはじめる。

その憎き虫の名前はトコジラミ(南京虫)。

昼間は、物陰に潜み獲物かがくるのを待ち続ける。そして獲物が深い眠りに落ちた頃、襲いかかり、血を吸う。しかも麻酔を使うもんだから、血を吸われたほうは、すぐに気付かない。気づくのは、太陽が高く登ってから。太陽が高く登ってから、強烈な痒みにおそわれる。

だから最初は、いつ、どこで、誰に襲われたのか全くわからず、敵がいるのかさえもわからないまま、戦いが始まってしまう。

我が家で最初に襲われた私(父)は、アレルギーと思っていた。でも様子がおかしく、次はダニだと思っていた。

敵がトコジラミだとわかったのは、最初に襲われてから1か月後だった。

しかも最初は敵さえ判れば簡単に倒せると思っていたのに、まさかこんなに長い戦いになるとは…。