歯面コーティングとは?(ホワイトコートについて)
「ホワイトコート」は、歯の表面に光で固まる白いプラスチック材を歯の表面に薄くコーティングすることによって、歯を白く見せることが可能です。プラスチック材で元々の歯の色を隠すため、マニキュアのような感覚で歯の白さを得ることができます。またコーティングに使用するプラスチック材の白さの度合いもお好きな色合いにて、仕上げることができます。
歯面コーティング(ホワイトコート)のメリットについて
1、歯を傷つけず行うことができます。
ホワイトコートは、歯を削ったり傷つけたりする方法ではありません。歯を削らないため、痛み等も伴いません。治療方法は、光で固まるプラスチック材をコートするため歯そのものにダメージを与えることはありません。また、コーティングは専用の機器で剥がすこともできます。
2、短時間で白い歯を手に入れることができます。
ホワイトコートは、ホワイトニングに比べて非常に短い時間で結果が出ます。治療する歯の本数により、時間は変わってまいりますが一度の来院ですぐに白い歯が得られますので、継続して通院する時間が取れない方でも大丈夫です。また結婚式などを控えた方で、急を要して必要な方にもお勧めです。
3、着色の強い歯や詰め物・差し歯も白くなります。
着色の強い歯や詰め物の金属が見える歯などはホワイトニングで白くすることは困難です。このような歯でもホワイトコートであれば白くすることが可能です。ホワイトコートはプラスチック材をコーティングするため元々の自身の歯の色や詰め物の有無等には影響を受けません。またホワイトニングの治療を行った後に、一本の歯だけが白くならなかったといった場合でもホワイトコートは有効です。ホワイトコートは歯一本から可能なため、気になる歯だけをコーティングすることができます。
4、お好きな色を選ぶことができます。
ホワイトコートには様々なカラーバリエーションがあります。元々の歯の色を遮蔽し鮮やかな白で美白効果を得ることができるコスメティックカラーや、自然になじむような色調に改善するナチュラルカラー、またオペークという金属の色を遮蔽するものもあります。
5、乳幼児(乳歯)や妊婦の方でも治療可能です。
ホワイトコートは永久歯でも乳歯でも、どちらにも可能です。お子様の歯を白く見せたい場合もホワイトコートをご検討ください。妊婦の方もホワイトコートは体内に入るものではないため、治療が可能です。万が一剥がれたコーティングを飲みこんだりした場合も体に吸収されることはなく、体外へ排出されます。ただし、万全を期すために安定期以外の治療は避けましょう。
歯面コーティング(ホワイトコート)のデメリットについて
1、白さの効果は永続的なものではありません。
ホワイトコートによる歯の白さは、治療後永久に続くものではありません。白さが続く期間には個人差がありますが、一般的に一ヶ月~三ヶ月程度と言われています。こちらの期間はお手入れの状態により変わってきます。ホワイトコートが剥がれた後も再塗布が可能なため、は歯科医師までご相談ください。
2、噛み合わせの部分には塗布することができません。
ホワイトコートを塗布しますと、塗布前に比べ歯に厚みができます。そのため、噛み合わせが変わってしまうことに配慮し、噛み合わせ部分には塗布を行っておりません。