大阪地検で検事が被害女性に「美人だから」という発言をしたとして、問題になっていますが、難民審査参与員が今年の3月に、同様の発言をしており、かつ、記録からは削除されていたことを友人弁護士から聞きました。

 

当該弁護士からの投稿を、了解を得て転載させていただきます。

 

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私が相代理人と、今年3月に出席した異議申立手続きの口頭意見陳述及び審尋期日において、
強姦被害女性の難民申請者に対し、男性の参与員から、同様の発言がなされました。
審理中に、以下のような発言があったのです。
 
(難民審査参与員)「なぜ、その大佐はあなたを狙ったの?」
(難民審査参与員)「美人だったから?」
(難民審査参与員) 「●●大佐があなただけを拉致した、捕まえたということは、
             あなたが女性で美人だったからというそれ以外には何らの理由はない、ということですね。」
 
しかも、この発言は、後に入国管理局から開示された審尋調書では、
「美人だったから」という2か所の発言部分は、きれいにそぎ落とされていて、
あたかもそのような発言がなかったかのように、消し去られていました。
 
ご存知の通り、現在、審理の録音は認められておらず、
かつ、こちらには録音さえも提供されていません。
そのため、調書の開示を受けた時点で、代理人の名前で調書の訂正と抗議の文書を送りました。
 
しかし、こちらのアクションは全く無視されています。
責任ある機関が同じ法務省であるにもかかわらず、この待遇の相違は全く説明がつきません。
難民申請者は、このような発言をされても構わないというのでしょうか?
 
この例のほかにも、参与員からの問題発言行動は多々確認されています。
(全ての参与員が問題発言をするという趣旨ではありませんが、複数人の参与員
の問題発言が確認されています。)
 
しかし、制度開始から現在まで、参与員は一貫して匿名にて守られており、
責任ある内容の発言が担保されていません。
 
難民申請者は濫用ばかりだ、という声にかき消され、
現に存在する、困難な立場に置かれた難民申請者は保護されないばかりか、
このような偏見中傷に傷つき、放置されているということを、どうかご理解いただければと思います。