毎日狭小日和

毎日狭小日和

いろいろあって超狭小住宅を建てることになりました。
土地の購入のいきさつから設計、建築までどうなることやら…

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欲しい土地は見つかったけれど
お金がない。

土地が狭すぎて、ローンが組めない。

我々の社会的信用が足りず、
必要金額に届かない。

もう、どうしようもない資金繰り。

しかも、
土地のみの購入は通常できずに
上物の金額とセットで資金繰りの見通しがたって初めて
土地が購入できるようです。

まぁ、土地だけ持っていても仕方ないからね。

で、
不動産屋さんにあちこち走ってもらって
ある地銀で審査が通る見込みが出た。

本当にいい担当者の人だったなぁ。
別記事にもするつもりだけれど、
いろんな担当者の人との相性ってすごく大切だと思う。

融資審査にハナシを戻すと、
審査は通って資金の見通しが立ったのだけど、
何と言っても金利が超高いのです!

貧乏人に金貸しが法外な金利で貸付をする
時代劇をみるけれど、
気分はあんなカンジ。

大手都市銀は、1%前後で貸してくれるところ
今回の地銀は、2.5%弱。
数千万円の融資を受けると
利子が1千万円に近くなってくる。

恐るべし、金利。

でも、仕方がないのです。
借りる前から「借換え」を視野に入れ
大量の借入をすることのなりました。

ツレは、ローンが組めないので
ワタシ1人で組みました。
30半ばで5千万の借金を背負うことになりました。

長い長い借金人生の幕開けです。
住宅ローンのすったもんだについて

この家づくりを始めようと決めた時の
ツレの身分は、大学院生
ワタシは、駆け出しの社会人(研究職)

ただでさえ社会的信用がとりにくい2人なのに
今回選んだ土地には、
さらなる落とし穴がありました。

今流行りの「フ◯ット35」という住宅ローン。
若い世代にも物件購入しやすくなるように
金利は高めだけれど、
ずっと固定で金額もかなり上乗せして貸してくれる
現金のない我々にはありがたいローンシステムです。

CMでも幸せな家庭を演出して
バンバン流れている、アレです。

すっかり頼り切っていましたよ、
お金貸してくれると思っていましたよ、
でも、
ダメでした(*_*)

戸建なら、土地が50平米、または延べ床面積が70平米以上
マンションなら、占有面積が50平米以上の広さがなければ
フ◯ット使えないようなのです。
(記憶が定かではないため、細かい数字情報不確かです)

生活可能面積として
我々の選んだ土地は認められなかったとでも
いうのでしょうか…

マジか…
借りれないのか…
どうしよう…

これから長引くことになる
融資対策が始まりました。

致し方なく動き始めた家さがし。

ここで大きなネックになったのが、ワタシの「生活環境」に対するこだわり。

関西出身のツレは、はっきり言って、家を出られるならどこでもよかった。
東京タワーが見れるところがいい、なんて言っていたくらいだし。

この時点では、
ツレは、まだ大学院生だったワケですが、公務員としての就職は決まっていてあとは勤務地がどこになるか、という状況だった。

ワタシは、渋々始めた家さがしの条件として
「今の生活環境を変えないこと」
を挙げた。家を出たいツレと出たくないワタシ。

当然、タダでは家はくれないわけで、
物件探しは平行線でした。
だって、都市部は高いんだもの、とにかく。坪単価200万とか300万とか、安いほう。幸か不幸か、
今住む実家の環境も同じようなものでした。

関西地方では、考えられないアホな状況。
呆れるツレと譲らないワタシ。

いつまでたっても平行線。
おっと
住宅ローンについては、次回へ


とにかくワタシたちの家づくりは
『ネガティブ』な発想から
『致し方なく』始まったものだった。

家を建てるときってたいていワクワクして、前向きな心境なのじゃないかしら

でも、ワタシたちの場合、逆同居の圧迫から逃れるために致し方なくくだした結論。
他の選択肢があればよかったのかもしれないけど。

ワタシの実家を出るためには、とりあえず、マンションなどへ引っ越しも考えたけれど、大型犬が二頭いる我が家。
大型犬多頭飼いOKのマンションの賃料は、たいてい20万超一軒家を借りても同じくらい。

であれば、ローン返済に回した方がいいよね。実は、都内にもう一軒賃貸に出している物件がありそこに住むという案もあったけれど、家賃収入が途切れてしまうのも痛い。

ならば、今の生活環境をなるべく変えない場所に中古かリフォーム対応で安住の地を見つけたい、ということで
『致し方なく』家さがしをすることになった。

繰り返しますが、ワタシは実家暮らしでもよかったのですが、
ツレが、もう限界でした・・・

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3階建ての我が家、
ワタシとツレの占有スペースとして3階を利用しているのだけれど
母は、ツレが大好きで
自分の話を聞いてもらいたくて、一度捕まると数時間

おかずのおすそ分け、犬の世話、と称して
3階に上がってきて様子をみていく
--
そのうち
奴は、院生室でうだうだ時間をつぶして帰ってこないか
帰ってきたら、iPadでずーっと物件探しをするようになってしまった。

ワタシもがっつり仕事していて、帰宅も遅くなる。
家に帰ると、
ツレから母のグチを聞かされるという
どこかで聞いた状況

そんな生活は、
やっぱりツレにはつらいかもしれないよね。
今は、逆同居だけれど
ワタシが、ツレの実家で同居だったら、しんどいもの。

ワタシも私で
疲れて帰って、母のグチを聞かされて
物件情報をひたすら「ここいいよ」「ここなんか、どう?」と
見せられることに疲弊してきた

こんなネガティブな家づくりでいいのだろうか。