二次性頭痛(その他) 16 シックハウス症候群 | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 皆さんのなかには、新築やリフォームした家に移ってから、頭痛や吐き気に悩まされた方もおられると思います。これが、今回のシックハウス症候群です。


シックハウス症候群・化学物質過敏症とは?


●シックハウス症候群


 新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛、不眠、などの「シックハウス症候群」が問題になっています。
 その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他などの揮発性の有機化合物や喫煙、カビ・ダニによる汚染などが原因と考えられています。
「シックハウス症候群」についてはまだ解明されていない部分もありますが、化学物質の濃度の高い空間に長期間暮らしていると健康に有害な影響が出るおそれがあります。
化学物質過敏症の発症の原因(引き金)のうち、シックハウス症候群が占める割合は大きいです。


●化学物質過敏症


 最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間ばく露されて、いったん過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す人があり、化学物質過敏症と呼ばれています。
 たばこの煙り、香水のにおいや排気ガスなど、空気が汚れている所で、決まって体調が悪くなるとか、室内ではないのに体調が悪くなる(症状が悪化する)ことがあったりアレルギーが出てくる場合などがあります。
 化学物質との因果関係や発生機序については未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待されています。シックハウス症候群も広い意味での化学物質過敏症と言えます。
化学物質過敏症は残念ながら、現在では有効な治療法がなく、未だ正式な病名として厚生労働省に認定されておらず、診断・診察できる病院もドクターも限られており、発症すると日常生活の細部に至るまでかなり困難な状況に陥ってしまいます。

化学物質過敏症は発症し悪化すると、それ以前の体質に戻すことが困難な病気です。
発症の引き金になる化学物質が1種類でも、化学物質過敏症になると多くの化学物質に反応するようになります。また、他のアレルギーを起こしたり、ストレスから様々な病気を併発することもあります。
シックハウス症候群から化学物質過敏症になるまでには、いくつかの過程がありますので、早めの予防と対策によってこの病気を未然に防ぐことが重要です。


脳への影響


子供たちの脳に影響を与える可能性のある化学物質が食品添加物に含まれている事に対する危惧が近年、精神科医やアレルギー専門家の間で高まっています。
食事の脂肪や砂糖、食品添加物を減らし、その代わりビタミンやミネラルを多くした食事に変える事で少年たちの凶暴性を抑えたとの報告もなされています。


アレルギー体質


 アレルギー体質とは、細菌やウイルス等の外敵から体内に侵入した時に抵抗して外敵を排除しようとする働きを免疫といい、この免疫の過剰反応またはマイナス部分のみ症状で表れる事を指します。
 東京都の調査によると「小学生の60%がアレルギー体質」と報告されています。
 アレルギー疾患を引き起こす原因の一つに化学物質があり、アレルギーの進行により化学物質過敏症に発展する恐れがあります。


●要因 :シックハウス症候群はなぜ起きるのでしょう?


 ・住宅に使用されている建材、家具、日用品などから様々な化学物質が発散。    
 ・住宅の気密性が高くなった。
 ・ライフスタイルが変化し、換気が不足しがち。                             
  ・化学物質等に対する感受性の個人差


●化学物質とはどんなもの?どんな建材から発散してくるのでしょう?


 厚生労働省と建設省は、特に早急な対策が必要な化学物質として以下の6種を選定しています。

  揮発性化合物(VOC ) :ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン
  薬剤 :木材保存剤、可塑剤、防蟻剤


●ホルムアルデヒド


・ホルムアルデヒドは、住宅においてしばしば発生する代表的な化学物質の一つです。発生源としては、建材、家具、暖房器具の使用、喫煙などがあります。特に尿素-ホルムアルデヒド系接着剤として多く使用されており、合板・パーティクルボードの接着剤の原料、壁紙用接着剤の防腐剤としても利用されています。
*揮発性有機化合物 。 無色透明。刺激臭有り。 水に溶けやすい。
*危険性:目やのどの痛み、粘膜の炎症、皮膚炎
アレルゲン(抗原性)を持っているため、アレルギー症状を引き起こしやすい。
皮膚炎、気管支炎、ぜんそく、 アトピー性皮膚炎の原因にもなる。発ガン性有り。


●有機溶剤(トルエン、キシレン)


危険性: めまい、倦怠感、知覚異常、吐き気
妊娠初期に有機溶剤に曝露すると、 流産、低体重、悪阻(病的つわり)、早産の危険性が増すという報告も出ています。
溶剤はシンナーが原料。揮発しやすく、特有の臭い有り。
用途: 塗料、接着剤、合成樹脂、農薬、香料、甘味料、つや出し、防水加工など


●アセトアルデヒド:


アセトアルデヒドは、他の化学物質の原料としての用途が多い物質です。また、自動車の排気ガスやたばこの煙にも含まれているほか、アルコールを飲んだ際には人の体内でも生成され、二日酔いの原因と考えられている物質です。
アセトアルデヒドはシックハウス症候群との関連性が疑われていることから、厚生労働省ではアセトアルデヒドの室内空気濃度の指針値を0.048 mg/m3(0.03ppm)と定めています


●木材保存剤(クレオソート、有機リン系殺虫剤、 ピレスロイド系殺虫剤)


危険性: 有機リン系は倦怠感、頭痛、めまい、動悸、吐き気など。
ピレスロイド系は頭痛、鼻炎など。
用途:土台に使われる木材の防腐、防虫、防カビのための薬剤。


●防蟻剤


危険性: 有機リン系、 ピレスロイド系は木材保存剤と似た症状を発症する。
用途:シロアリの被害を防ぐための薬剤。



「国際頭痛分類 第3版β版」では、このようなシックハウス症候群による頭痛は、「物質の使用または曝露による頭痛」のなかの「その他の物質の使用または曝露による頭痛」に分類されています。



 そこで、宮下和美さんの「美ヶ原ベリー園のホームページ」から引用させて頂きます。


シックハウス症候群、それはある出来事から


 私は、平成21年に還暦を迎えた土地家屋調査士で、信州の田舎に住んでいます。 
シックハウス症候群を患い10数年になります。職を変え、食事に気を使って、お付き合いしています。
 発症当初は、どうして良いか皆目見当も付きませんでしたが、最近ようやく処方がみえてきました。生き方や食事の方法を工夫することで、対処しています。それは完全ではなく、月に1度ほど苦しむ時がありますが、通常に暮らすことができています。


それは徐々にやってきた


 私が異常に気づいたのは、リゾート地に自分でログワークして建てた事務所に引っ越しをして、暫く経ってからです。
 はじめ、お酒が弱くなって、二日酔いがひどく、1日では治らず、2日も3日も頭痛と吐き気に悩まされ、食事ものどを通らない日々が続きました。医者に診て貰っても理由は判らず、「飲まなければ」との診断にて、お酒を断つことにしました。
 それでも時々、昼食後になると、頭に鈍い痛みが襲い、仕事が終わる頃には、頭が割れるように痛み、お酒を飲みもしないのに、二日酔いの状態になるようになりました。


ホルムアルデヒドが原因物質か


 ある日、事務所の外壁の木材に防腐剤を塗ったところ、内部になる梁の木端が外に出ており、そこにも塗布しました。すると、室内にいられないほど、臭いが苦しくなり、それを従業員に尋ねたところ、「何も感じません」とのことで、自分だけ異常であることに気づきました。 
 友人に相談したところ、ホルムアルデヒドが原因ではないかとのことで、含有検査をして頂くことができました。その結果、事務所の天井の梁に、異常に高いホルムアルデヒドの値が検出されました。
 実は、その梁は、ログハウスを作る積もりで、最初の設計では駐車スペースにするからと、自分で外部用の防腐剤を塗っていた梁だったのです。後に室内へ設計変更して、事務所スペースとして利用していたものです。 
 早速、ベークアウトという、ヒーターを焚いて高温にして、気体を浮き出させる作業を、2昼夜連続で行いました。
部屋を閉め切り、専用のジェットヒーターにて、燃焼板を900度の高温で炊き続けると、浮き出たホルムアルデヒドは、ヒーターの燃焼板を通り、800度以上であると、燃えてしまう構造になっているのだそうです。
 1000度以上にすると、窒素酸化物を生成するので、燃焼板を900度という温度でコントロールした、ヒーターを使うとベークアウトが可能なのです。
 そのようにして、梁の洗浄を行い、不安が残るので、木材で覆ったダクトを作り、外に漆喰を塗って、間の空気を室外に強制排気することにしました。


徐々にシックハウス症候群の変化が現れる


 これで一旦は症状が軽くなり、なるべく長時間室内にいないように努めましたが、仕事で新築の家を訪ねると、その後必ずと言って良いほど、様子がおかしくなる。家具屋さんやDIYショップなどに、長時間入ると頭が痛くなる。
 時々、訳もなく頭痛がして吐き気に襲われるようになる回数が増えてきました。ひどい時は、頭痛と吐き気が二、三日続き、食事がのどを通らなくなるようになってきました。
 これがシックハウス症候群なのか、と考えるようになりました。その原因を作ったのが、自分の日曜大工だったと判ったのは、後の祭りです。


治さなければいけないと医者通いするも


 ホルムアルデヒドが、身体にいたずらをしている。「この身体を治さなければいけない」と考え、医者通いをしました。
大病院で検査を受けるも、検査結果は”異常なし”で、「気の病」と言われました。これでは、家族にも判って貰えないのです。
 症状は時々出ますが、”怠け者”になりたくないので、昼間は普通に仕事を続けるのです。 さすがに夕方になると気が緩むこともあってか、頭痛や吐き気が一気に襲って来たりします。これって、気の病でもありますよね。
 なんとか治さなければ、と焦る気持ちはあれども、処方箋が無い。しみじみ、ややこしい病気にかかったもんだ。


農業の生活に戻ろう


 仕事の都合で、とある工場に通うようになりました。そこはインクを扱っている工場で、工場に蔓延している臭いが気になって、夕方には頭痛が襲ってくるようになりました。
 調査士になって20年も経っていたので、昔のことをすっかり忘れていましたが、若い頃、工場の臭いが駄目で、エンジニアを辞めた時のことを思い起こしました。
 切削油や溶接の煙が充満している工場勤めができなくて、仕方なく調査士になったのです。自然の中で作業ができる調査士は、ストレスもなく快適な職場でしたが、これも新築の家に入る必要がでて、お客さんをけなすわけにもいかず、触らないことがベストの選択となってしまいました。
 自然の中での暮らしに戻るべき、仕事を変えてみようと、農業への取り組みを真剣に考えるようになり、丁度、父が米寿を迎えたのを契機に、イチゴとブルーベリーの栽培と、ジャムの製造を引き継ぐことを、心に決めました。


ジャムへの挑戦が教えてくれた


 突然、農業やジャムつくりができる訳もなく、その前に実際にできるかどうかテストしてみよう。と、言うわけで、近間のイチゴ農園より、ジャム用苺を買ってきて、ジャムつくりの挑戦です。
 父に教わって、見よう見まねで始まりました。父は、砂糖と水飴を使ったジャム作っていましたので、まずその通りにやってみました。
その時、私は、水飴だけで作るジャムにも興味があったので、父に問いかけてみました。 すると、父の返事は、「それは絶対、できない」でした。私は、そう聞くと挑戦してみたいと言う変わり者なのです。
 そうして、砂糖でのジャムと水飴でのジャムを交互に、毎週二、三回のジャム修行が始まったのです。


何故か、どんどん具合が悪くなる


 ジャムの試作をはじめるようになると、どういう訳か以前にも増して具合が悪くなり、週に一日くらいしか食事ができないようなことになってしまいました。
 これは変だぞ、しかもジャムつくりが原因になっているらしい。困ったモノだ。
 思い当たるのは、砂糖のジャムの試食をした後がどうも芳しくない。と、暫く試作を休んで体調を戻し、わざわざ砂糖のジャムを食べてみました。
すると、次の日から3日、頭痛と吐き気に襲われ、3日もの絶食を余儀なくされました。
 食欲が出ないうちに食事を摂ると、更に吐き気に襲われ頭痛が増してきましたので、完全に頭痛が治り、空腹になるまで、絶食を続けることになります。これは、自然に身に付いた知恵でした。
 そのようにして、元気になったので、今度は水飴だけで作ったジャムを試食してみました。すると、何も起きず、元気のまま居ることができました。
 これは不思議?と、暫く様子を見て、今度は砂糖のジャムを食べると、翌日から具合が悪くなるではありませんか。


砂糖が犯人だった


 実際、このテストを数回繰り返しました。
 私の身体は、”砂糖を摂ると具合が悪くなる。””水飴だと変化が起きない。”不思議な身体であることが判りました。
 後日、私は糖類の消化について、生物化学の本を買って、勉強をしました。
 砂糖は、摂取すると、体温と水分により加水分解を始め、アルコールになるのです。
また、アルコールは、同じように加水分解して、アセトアルデヒドになり、最後は酢酸に変わって、尿として排出されるのだそうです。
 多糖類のでんぷんが糖化したのが、4糖類の水飴で、さらに水飴を還元させて酸素を取り除くと、2糖類の砂糖になります。
でんぷんの糖化には、まずでんぷんを煮てαでんぷんにして、麦芽を混ぜて、摂氏60度で6時間保ちますと水飴になります。
 つぎに、水飴から砂糖を作り出すには、高温環境とある程度の時間を必要とします。 体内ではその環境が得られないため、水飴は消化をしないうちに排出されてしまい、体内では、砂糖にもアルコールにもアセトアルデヒドにもなることができないのです。
 つまり、砂糖を摂ると、体内でアセトアルデヒドができる。
 水飴だと、アセトアルデヒドを作るところまで、消化が進まない。


アセトアルデヒドを科学する


ん!アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドと、似た名前だ。そいえば、私はお酒もダメだったが、もしかしていたずらしているのは、この物質か?
 実は普段は、やたらと身体が健康な、私!!!此処にヒントがある!

 もし、シックハウス症候群が病気なら、私はとっくにあの世逝き、それなのに、普段は元気?何故だろう。犯人はアセトアルデヒド。
 ネットで調べると、”アセトアルデヒドは無害の物質”とある。 
 害がないとすれば、単に相性良くないだけで、ひょっとして花粉症の類で、アセトアルデヒド過敏症か?
 これなら、納得がいくし説明が着く。


 現象1  私を苦しめている物質は、”無害”である。有害ならば、徐々に元気を奪うはずなのに、普段は元気だからである。
 現象2  症状は、身体が健康だから現れるのであって、病気によるものではない。
 現象3  砂糖やアルコールでは体内で発生するが、水飴では生成しない。


 これがアセトアルデヒドである。
 このアルデヒドという物質の存在を、身体が拒否して、示しているのではないか? と、思い至りました。
 更にアセトアルデヒドは、私自身が食事によって、自分で作りだしているので、自分で制御できるはずであることが、おぼろげながら浮かんできました。


あなたにも、救いがあるかもしれない


 これを読んでるシックハウスで悩む、あなた。具合が悪い時と、そうでない時がありますか?
もしかして、具合が悪くない時は、結構元気ですか? 
 すこぶる元気な時があるとしたら、あなたのシックハウス症候群は病気ではありません。

原因は体内で作るアセトアルデヒドです。


気体と固体の量の比
  
 お店などに行った時、肺からホルムアルデヒドが直接血液に溶け込む量と、砂糖を食べたことによる結果、腸から血液に溶け込むアセトアルデヒドの量の比では、圧倒的に後者が多いのです。
 前者は、空気に含まれた微量のガスであり、息を止めたり、暴露の時間を短くすることで、ダメージを軽くすることができます。
 それに対し、後者は、食物から次から次へと発生するので、気づいた時には時間が経過して、大量に発生しているため、ダメージが大きい恐れがあります。
 つまり、食事の習慣に気を配ることが、シックハウス症候群の有効な対処につながることが判ってきました。


処方が判った
 
 ガスを吸って、具合が悪くなった時には、素早くそこから去り、きれいな空気のところで安静にしていれば、やがて快方に向かう。その時、空腹になるまで食事をしない。
 ホルムアルデヒドが出ていくのを待つ。アセトアルデヒドを身体で作らない。

 ガスを吸ったわけでもなく、突然、頭痛がしたり吐き気に襲われた時には、少し前の食事が原因ではないかと疑ってみる。
 砂糖やアルコールを摂っていないか?ひどく甘いフルーツを食べていないか? 
 ジュースやお菓子には大量の砂糖が使われています。しかも、量目が不明です。また、フルーツのうち、放置しておくと発酵してくるような果実、スイカ、桃、梨、メロンなどは、体内でアセトアルデヒドを作り出す要因になります。こうしたモノは極力食べない方がよいと思います。

 頭痛がしたら、食事をしない。空腹になるまで食事をしない。

 そして、予防処置として、常時”空腹を感じるまで、食事をしない。”最善の処方は、”毎食時前、2時間を空腹になるようにする。”のです。
 この方法は、午前10時に空腹になるよう、朝食を控えるのです。また、夕食前2時間前に空腹になるように、昼食の量を調整することで、いつも元気を保つことができます。

 時間の自由がきく方の場合には、お腹が空いてから食事を摂るよう、少し不規則な食事時間から始めて、順次、身体や食習慣を馴染ませて、定時の食事に持ってくる方法があります。

 この様にして、私は、シックハウス症候群とお付き合いをはじめました。

 今でも、月に1度か、二月に一度くらい、3日の絶食を余儀なくさせられる時がありますが、おおむね健康で元気な生活を送れています。
 シックハウス症候群の方だけではなく、化学物質過敏症の方も、時々頭痛に悩まされている方も、一度お試しする事をお勧めします。
 害はありません。ただ、食べないだけで出来るのですから。


私は、元々化学物質過敏症だった


 子供の頃から頭痛持ち


 思い起こせば、小学校に上がる時から、毎月曜日は頭痛に悩まされていました。当時、月曜病と言う名を頂き、神経の弱い子でありました。
 今で言えば、自家中毒というのでしょうか。そうなのかと思っていました。
 ジャム屋を始めて、糖の勉強をしたりするに連れて、その真の要因が解ってきました。
 私が、化学物質過敏症になった原因のひとつに思い当たるのは、小学校に上がる前、回虫が体中に沸いて、診療所のお医者さんに、「このままでは、命を持って行かれてしまう。回虫の命を絶つか、子供の命を絶つか勝負」と言うことで、強い薬を投与して貰ったことに、起因します。
 多分、ダイオキシンが大量に含まれる劇薬だったのでしょう。お陰様で一命はとりとめましたので、その方は大恩人なのです。
私は、子供の頃から、科学性の薬品に肌は弱く、塗り薬貼り薬にすぐにかぶれてしまいます。また、防腐剤や洗剤も苦手な身体を持っています。
 幼少の頃の、化学物質の多用は残留性が強いのだと思います。


 

 この宮下和美さんのホームページは、片頭痛の発症機序を考える上で、極めて示唆的と思われますので、無断で引用させて頂きましたが、クレームがあり次第削除します。


 こうした宮下和美さんのような「頭痛」に関する考察は”分子化学的観点”から解析して頂ければ大変興味があるものと思っております。