コラボ企画第二弾『M探偵・明茶マピ郎の事件簿』第8話 | [ウチのダーリンってば、さっきラーメン食べたのに、もう、この食欲!お腹壊すぞ(笑)]   みたいな、どうでもいいブログ
2010-11-13 20:31:46

コラボ企画第二弾『M探偵・明茶マピ郎の事件簿』第8話

テーマ:20歳未満の方も安心して御覧いただけます

第0話  スんず区さん  

第1話 ponさん

第2話 ファンキーガッツマンさん

第3話 おきゃん姐さん

第4話 マッピーさん

第5話 さま’zさん

第6話 クッタスさん

第7話 夜霧のハウスマヌカンさん


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「死んでお詫びします。」


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オレの中で、6年前の事件はこういう形で幕を閉じた。


謎のメール「遊びましょう」で完全に思考のキャパを超えたオレは、

あろうことか、自分のやり方を捨てて

足で稼ぐ刑事のやり方に逃げ込んだ。


「ここのマンションかぁ」

オレはマグレで警察が掴んでいなかったメール

『ボクはね、法律にうんざりしてしまったんだよ。』を手に入れる事が出来た。

このメールはTV局に送られたものだったが、


「そりゃー、こんな特ダネは警察より先に

 マピ郎センセーにお見せしてからでないと~!

 見事な名推理、TVの前でお願いしますよ。ひひひ!」


視聴率のためなら他局番組への乗っかり、パクリ、なんでもござれの

ディレクター、龍武礼次(りゅうぶ・れいじ)にかかれば

この程度の脱法行為はなんでもないようだ。


犯人は法科大学出身で司法試験を通れるほどの頭脳の持ち主、

研修生として2年をすごし、かつ現在、法曹関係者「ではない」

そしてイボンヌ=大老と子供3人に恨みを持つ人物・・


イボンヌ=大老、本名:大老是荷人(たいろう・ぜにひと)は

父親が遺した中小パチンコチェーン「イボンヌ」を日本有数の規模に発展させ、

さらに「民間で初めて」カジノの経営許可を取得した人物だ。


カジノ「イボンヌ」は東京では国営、および都営のカジノと競合すると考え、

地方でのチェーン展開を模索した。


しかし1号店の建設予定地での住民の猛反発に合い、

地上げ屋同然の手法で土地の買収を進めている・・


そんな時に、この事件が起こった。


当然、警察もそのことは知っているが

あまりに恨みを持つ者の数が多すぎ、絞りきれていない。

・・オレでメールの情報が止まっているからだ。


ひと家族だけ該当する家があった。


母と息子の二人家族。

地上げ同然のやり方に母親は泣く泣く、家・土地を手放している。

その家の息子が法科大学出身ながら、

ここ、東京でアルバイトをしている。


どんな手を使ったかは分からないが、

息子は大老家の息子3人をそそのかし、

殺人を実行させ、さらに用済みになった3人を毒殺した。


オレの頭の中ではこれが完璧な推理の様に思えていた。

「ムリ有りすぎじゃない?」

おきゃんが茶々、と言うか当然の感想を言う。

「だーかーら、現場に行けばマグレで証拠見つかるかもしれないだろ!」

「ひひひ、姐さん。センセーの言う通りでっせ!」

龍武には、おきゃんが見えている。

オレにも、孫武の後ろの「誰か」が見えている。

龍武が脱法行為を繰り返しても平気でいられるのは

この「誰か」のおかげなのだと、おきゃんが見え出してからオレは理解した。


「渋谷 陽太(pon)」


表札代わりの新聞受けに

あだ名とおぼしき「pon」と言う字が書いてあった。


「ささ、センセー、インターホン越しに犯人に話を!」

龍武がマイクをインターホンに当てながら、オレを手持ちのビデオカメラで映し出す。

「ご安心を、万が一、犯人じゃなかったら顔と声は加工しますから!」

オレが表情を曇らせた事を察したのか、龍武がバカ明るい声を出す。

「・・・新聞が溜まりすぎだ・・・」

インターホンのチャイムにも応答は無い。


ドアノブを回す、当然、鍵がかかっている。それでもノブを動かし続ける。

・・ギィ・・と、金属製の扉がマグレで開く。

「渋谷さーん、居られますかー?」

おそるおそる隙間に首から上だけを突っ込み、声をかける。


「なにが見えますか・・?」

「・・・警察と消防に電話だ、首を吊っている・・。」



「このバカ野郎ッ!!」

海老原警部の鉄拳を食らい、オレは文字通り吹き飛ばされた。

「デカイ証拠を手に入れながら・・。」

そう言いながら、もう一度殴ろうとする警部を溝丸刑事が抑える。

が、明らかに溝丸も怒っている。

龍武は警察と消防に電話してくると、この場を離れた後、戻ってくることはなかった。


すでにマンションでは現場検証が始まっていた。

遺書らしきものの文面からイボンヌグループが憎いと言う文があり、

先日の殺人事件への関わりをほのめかしていた。


「マピ郎、てめぇはもう部外者だ!

 公務執行妨害でショッ引かれる前にここから出て行け、

 二度と俺の前に顔を出すな!!」


オレは出て行くために、よろよろと立ち上がった。

その時、鑑識が持っていた遺書の文面が目に入ったのもマグレなんだろうか。


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 僕の感情は、他人に伝わり増幅していく。そしてどこかで爆発する。

 それが僕の『能力』だとあの人は言っていた。

 ナポレオンやヒトラーが同じ『能力』を持っていたとも、

 事実、あの人の『能力』と組み合わせた時、あの3人は易々と

 自分の父親を痛め付けに掛かった。

 きっかけは僕だ。僕はこの『能力』が怖ろしい。


 死んでお詫びします。


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えー、マピ郎がこの事件から「逃げ出す」に至るまでの過程を書いてみました。

また、「ドラマになった」って設定がありましたので

TV局員の龍武礼次(る・ぷれじw)と言う新キャラを出しました。

徹底的にイヤなヤツにしてみましたw


6年前の時点で『能力』の知識は警察にもマピ郎にもありませんから

この遺書の内容は「誇大妄想」で片付けられて警察は重要視してないわけです。


『能力者』恩田サライと溝口マルオの協力を得て、事件解決と相成るんでしょうか?


取鳥さーん、あとよろしくー!


ババァァーーーン!!

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