疋田一直です。

私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。

日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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私は本をよく読みますが、昔からそうだったわけではありません。

本を読みだしたのは、中学校の頃いじめで不登校になったときからでした。

家にずっといてやることがない私に母が勧めてくれたのでした。

一気にはまりました。

十四、五歳の頃でしょうか。

小学校の頃には、図書の時間がありました。

私はこの時間があまり好きではなく、図鑑などの絵ばかりの本を見てその時間を凌いでいたものです。

それくらい本とは縁遠いものでした。

なぜだか、本を読む人を軽蔑していたくらいです。

本を読んでいくうちに、私は次第にものごとを考えれるようになっていきました。

それまで、何にも考えていなかったことにも気が付きました。

考える力が身に付いていったのです。

今はよく文章を書くようになりました。

考える力はますます洗練されているように感じます。

読解力とは、ものごとが何がどうなってそうなっているのかを見抜く力です。

ものごとの要点と構成を見抜きます。

これは何も文章に限ったことではありません。

推理力。

こうなったら、こうなるよねという力。

これが備わってくると、早く文章を読むことができます。

本を読むことは、この読解力と推理力を身に付ける最上の手段だと私は思っています。

文章を書くことは、これらの能力をさらに洗練させていくものです。

読むことと書くことをどれだけやってきたかが、その人の考える力に比例すると私は感じます。

さて、本題です。

なんと、うちの息子がすごく分厚い本を読みだしました。

すでに二冊読破しています。

いやぁ、これには本当に驚きました。

私には考えられないことですから。

息子は私よりはるかに出来が良いです。

頭の回転が速いし、運動も良くできます。

ただ、勝手にそうなったわけではなく、そうなるように環境作りをしてきました。

今回、子どもが読んだ本は、岡田淳さんの「こそあどの森」シリーズです。

この本を知ったきっかけは、ちょうど一年前くらいに劇団四季のミュージカル「はじまりの樹の神話」に息子を連れて行ったことです。

これが子どもの中でいい思い出となったようです。

その後、学校の図書室に、この原作本があることを息子が教えてくれました。

かなり分厚い本でした。

それから一年が経ち、冬休みに子どもがその本を学校から借りてきました。

結局、子どもは1ページも読まずに本を返しましたが、まぁ、そんなもの。

おもしろいことに、妻がこの本に興味を持ち、読み始めたのです。

妻はミュージカルを見ていません。

子どもから楽しかったという話を聞いて、興味を惹かれたのでしょう。

まず、妻がこの本にはまりました。

そんな親の姿を子どもはいつでも見ています。

そこで私は、一気にこの「こそあどの森」シリーズを購入。

ふたりにサプライズで、渡しました。

ふたりとも大喜び。

そこからです。

一気に二冊も子どもは本を読みました。

何が引き金になるかはわかりませんよね。

実は、このこそあどの森の本を買ったのは、何より私自身が興味を惹かれたからでした。

妻や子どものために買ったようで、実は自分が読みたいから購入したのです。

ミュージカルも私が観たいから、です。

子どもに読んでほしいとか、そういった想いは一つもありません。

読むと、おもしろいよと。