便利な道具を使っていけば、人間の能力は退化していく。
今、小学校ではパソコンの授業があり、子どもたちはパソコンやタブレットを扱う。
英語の授業もある。
英語もパソコンも必須の授業だ。
私はこれらの授業に反対の立場だ。
小学生には必要ないと思う。
子どもに必要なのは読み書きそろばんだ。
読み書きの中で、歴史と道徳を伝えればよい。
書きの中には書道もある。
先生から習うのだから、当然作法もある。
教科書も要らないと思う。
先生が書いたものを板書していけば、教科書ができあがる。
小学生の時はそれでよいと思う。
体育も要らないし、音楽も要らない。
理科や社会、図工もだ。
それらが必要だと思う親がいれば、学校以外の専門家に頼めばよい。
学校は一日三時間もあれば終わるだろう。
先日、実家に辞書を取りに帰った。
私が小学一年生の時に祖父からもらい、ずっと使っていたものだ。
インターネットが普及してからは、私も辞書を使うことがなくなってしまった。
子どもが夏休みに国語の勉強をするときに、自分で調べることができるようにということで辞書を渡すことにしたのだ。
今までに辞書を使わせたことはなかった。
ただ、便利なものは能力を退化させる。
すぐに答えが出るが、それは的確な質問ができたらという前提があってのことだ。
自分で探し出す能力が要る。
面倒くさいことをたくさんやってもらうのだ。
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