ただ斬る

疋田一直です。

私は福岡県嘉麻市の山中で生活しながら、武道と整体を通じて、みなさんがより良い人生が送れるよう、お手伝いをしております。日々の気付きをブログに綴っております。みなさん、いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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今週の武道のお稽古では、斬るという動作を練習してもらいました。

きちんと斬ることができれば、文字通り相手を斬ることができます。

動画では、自分の前腕と手刀を刀と見立て、相手を斬っています。

動画では四人掛けですが、練習では一対一で練習してもらいました。

斬る動作は流れていなければなりません。

動きが止まると、止まります。

押せばぶつかり、引いてもぶつかります。

押し付ければ押し付けるほど、相手とはぶつかります。

刃筋をきれいに辿ることです。

自分の前腕の重みを使って、斬ります。

それを膝や股関節で導いていきます。

昨日、お餅つきのことについて書きました。

普通についてもお餅はできあがりますが、それでは極上のお餅にはならないでしょう。

杵を通して対象となるお餅の状態を感じていないと、決して美味しいお餅にはならないのではと感じました。

斬ることも同じです。

きちんと斬ることができれば、相手とはぶつかりません。

つまりは、お刺身を切れば、お刺身が生きてきます。

押し付けての切断は、相手が潰されているということです。

断面はぐちゃぐちゃ。

野菜を切るときもそう。

素材とぶつからなければ、素材が生きます。

素材を壊さず、活かす斬るということでしょう。

宮本武蔵のお話にもありますね。

石舟斎が切った芍薬の花。

あれです。