田舎に住むと、生き物たちが隣人となる。

家の中にももちろん現れる。

とくに、クモ、ムカデ、ゲジゲジ。

ゴキブリは彼らがいるため、ほぼ見かけることはない。

クモやゲジゲジは、臆病な性格をしている。

人が近寄れば、逃げるのだ。

クモはアシダカグモといい、日本では最大級の大きさだ。

クモの巣を張らず、早い動きで獲物を捕らえる。

そんな特大のアシダカグモも捕まえてみると、すぐに死んだふりをする。

丸まって動かなくなるのだ。

こういうことは実際に触れてみないとわからない。

ムカデも人間が近寄ってくれば、逃げる。

ただ違う点は毒性が強く、触れるものに噛みつく習性があることだ。

このムカデには、私は何度か噛まれたことがある。

初めて噛まれたときのことは、忘れもしない。

ダイビングに行って、外の仮設シャワーを浴びているときに、特大のやつに足先を噛まれたのだ。

血が出るほど噛まれ、2日間ほど腫れた。

噛まれてから数時間後、鼠蹊部が痛くなり、毒が身体中を巡っていくんだということを実感した記憶がある。

リンパって鼠蹊部にあるんだという実感も持てたし、そんな体験がおもしろかった。

顔も噛まれたことがあるが、そのときはそんなに腫れなかった。

ムカデは、噛まれさえしなければ何の害もないのだ。

ゲジゲジは、大きなものはとにかくでかい。

動きは素早いが、臆病ですぐに逃げる。

ムカデの仲間で噛むことがあるらしいが、私は噛まれたことはない。

ゲジゲジもこちらに害を及ぼすことはない。



スーパーやドラッグストアに行くと、彼ら用の殺虫剤がたくさんある。

スプレーに彼らの絵が、プリントされているのだ。

ゴキブリもそう。

 

ゴキブリが自分自身に何の害をもたらすのか。

 

そういうことを考えてみよう。

 


気持ち悪いから、見かけで受け入れられないから、殺す。

多くの人がそうだ。

あまりに短絡的ではないだろうか。

虫に限ったことではない。

そこには、自分自身の考察が一つもない。

 

きっと他でもそういうことをしているのだ。

 

※11/8より、金曜日の稽古を再開します。

 

※11月の連休、第2回目となる身体操作にテーマを絞った合宿を行います。

当初、英彦山にて合宿する予定でしたが、急遽思い立ち、自宅兼道場にて合宿することにしました。1日参加でも大歓迎です。

2日間、どっぷり身体を使って遊びましょう。夜はシークレットなワークショップです。

ただ自宅兼道場なので、受け入れ人数に限りがあります。

詳しい案内はイベントページに載せています。ぜひご一緒しましょう。


※11/10(日)は九州整体手技フェスタ「シェアしてハッピー」を開催します。
いろんな人が集まる、整体の大博覧会です。発表参加者、見学参加者、ともに募集中です。
この場にいるだけでも大いに刺激を受けること、間違いなしです。

※12/15(日)は全国各地にて遠隔エネルギー療法講座を開催されている阿部健一先生とコラボワークをします。
第1回目がとても好評で、その場で第2回開催が決まりました。今回もミラクルな化学反応が起きることでしょう。

 

ただただ清らかに流れていく 疋田一直 HP

 

拾一流柔術
 稽古日程および参加方法
 
 ■11/10(日) 第2回九州整体手技フェスタ『ShareしてHappy!』
 ■11/23(土)~24(日) 第2回からだの使い方合宿 虎の穴 
 ■12/15(日) 第2回アベケン&ヒッキーコラボセミナー【福岡】