原野救助犬試験 | エール・ヴィエナ・シャロンの訓練日記

原野救助犬試験

先日、たっまたま見たU人先生のHPに「原野救助犬試験」の文字を発見!



JKCの災害救助犬試験が北海道に上陸するという話はまだまだ先のようで、



今回も「研修」として原野救助犬試験をやるとのこと。



ただ、いつものようなだだっ広い原野を3時間捜索するのではなく、



150m四方の草地に隠れたヘルパーを「犬だけで捜索させる」という形。



この「犬だけで捜索」というのが難易度が高いんです。



災害救助犬でも、ハンドラーが立ち入らずに犬だけで捜索させるという



試験がありますが、私とシャロンはこれが苦手…



シャロンは私がついてこなければ不安になって戻って来るタイプ。



雪崩とか、過去の原野では、ハンドラーが犬についていくことが許されるので



シャロンは「こっちだよ!」と私を連れて行きながら捜索するのですが、



今回の形はシャロンには無理そう。



でもまぁ、今後の犬の訓練のこともあるので、私の経験だと思って受検することに



しました。



当日は、土砂降りだったり寒かったり、地面はドロドロだったりですごいことに



なっていました。



恵庭ドッグスクールに到着して、試験の説明を聞きます。



午後から仕事が入っていた私は、早めの順番にしてもらっていたので、



ゼッケンは5番でした。



捜索時間は15分。



恵庭名物の演習音が雷のように鳴り響きましたが、



シャロン自身はそれほど気にはしていない様子で一安心。



5分ほど歩いてから「探せ」のコマンドでリードを外し、



シャロンの反応を見ました。



すぐに大きめの反応があったので、草地を指差して「行け!」と



コマンドしたものの、思ったとおり、シャロンは草地の中まで一人で



突っ込んでいくことをしませんでした…。



「この反応を信じてしつこく送り続けるべきか…?それとも前に進むべきか…?」



悩んだ結果、前に進んでしまいタイムオーバー。



そのあと、シャロンに反応がなかったので、おそらく最初の反応で



奥まで突っ込ませるべきだったのかも。。。



私の滞在中に発見できた犬はシェパード一頭だけだったので、



そのあとに発見した犬がいたかどうかは定かではありませんが、



優秀な犬を作っている訓練士さんたちもなかなか苦労していました。



むむむ。救助犬って難しいなぁ。。。



シャロンとしては、「いつもは必ず誰かを発見できるのに、今回はこれで



終わりなの?」と不思議そうにしていて可哀想だったのでボールで遊んで



「偉かったね」と終了。






試験の一週間前、ぐーたらパパの協力で草地の捜索をしましたが



そのときはなかなか良い感じだったんだけど…。



やっぱり、パパの臭と他人の臭では反応が違うみたい。



うーん、悔しいけど、しゃーないな。