★生活シーンを想像する
企画をする時にはやっぱり人生経験って大事。
例えばリフォームで言うなら、どれだけ住む人のリアルな生活を想像できるか、そしてそれをカタチに落として提案できるか。

若いってことは、それだけユニークな発想や斬新なアイディアが期待されるけれど、経験値で言えば圧倒的に大人に対してハンディがある。だからこそ、どれだけ真摯に「人」の暮らしに向き合えるかで結果が変わる。そこで何かを感じとるチカラやそこから反響してくるもののみずみずしさは、若さに与えられた貴重な特権。ちゃんと動いて、知って、感じて、その中で考え抜こうね。

★前例にならう?
それは確かに手堅いやり方。
他の人はどうやったの?以前はどうしていたの?
初めての経験だったらそう聞きたくなるのが人情。ネット社会はそんな前例の宝庫。お手本やテンプレートがあふれていて、ちょっと小器用ならそこそこのところには誰でも到達できるけど、なんかお利口さんで面白くないあるいは、周りを見回しては、あの人はこれでOKだったらしい、
だったら私もそれにしちゃえばいいかな・・・って、みんなが横並びで同じ方向に固まる。

それは、「失敗」や「挫折」ができない時代や環境に生まれた彼らに、間違いのない道を指し示してくれる対処法なのかもしれない。冒険心がないとか、あえて人とは違うことをやってみろなんて、簡単には言えないかもしれない。
でも、ほんのちょっとだけでもいいから「自分なり」の何かを入れてみようよ。何よりその方がずっと楽しいはず。

★カッコいいコンセプト
響きのいいキャッチコピーに囲まれた現代社会。それらしい言葉を並べたら確かにそれらしいモノに見えてしまうのはよくあること。
でも、それって本当にカタチで表そうと思ったら、もっともっともっと考え抜いて具体的にしないと可視化はできないはず。
例えば「料理好きな人のキッチン」とか、「食べることを楽しむダイニング」とかって、言葉で言うのはカンタンだけど、それって具体的にはどんな行為でそこに何が求められるのか、何を大事にするのか、それを丁寧に拾っていかないと、ありきたりなモノで終わっちゃう。
カッコいいコンセプトから一足飛びにビジュアルへ急がないで、その間を埋める思考プロセスをはしょらずにきちんとやったかどうか、それが結果に必ず表れるから。