顎関節症患者のための初期治療ガイドラインを知っていますか? | 肩こり腰痛でお困りならPHYSIOへ(筋膜リリース,慢性痛トレーニング,パーソナルトレーニング,滋賀県長浜市)

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筋膜性疼痛研究会役員、トリガーポイント、慢性的な肩こり腰痛に関心のある方はご相談ください。
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顎関節症患者のための初期治療ガイドライン

顎関節症でお悩みの方も多いですね。そして繊維筋痛症患者に顎関節症を併発している人が多いとか、鬱や頭痛などとの関連も。

こちらのガイドラインにあるように現在はすぐに歯を削りましょうという治療が横行しています。かみ合わせが悪くなっている原因や咀嚼筋に痛みがでる原因をみることが根本的には大切ではないかと思います。

顎関節症に対しては関節周辺の評価、頭頸部や骨盤帯など姿勢全体との関連を考えて統合したアプローチが望ましいです。

このようなガイドラインができていることを患者自身が知り、適切な治療を受けられるようにとブログに挙げてみました。



顎関節症は、大規模な疫学調査の結果、進行する疾患ではなく時間の経過と
ともに(数日から数週間で)症状が軽くなる疾患であることが明らかになって
います。しかしながら、歯科医療分野においては、この疾患の症状改善や根
治療法をうたって、十分な説明なく咬み合わせを修正する治療など、症状を悪
化させるリスクのある治療が行われる傾向があります。また歯の修復・補綴・
矯正治療などをきっかけとして、顎関節症の症状が生じることがあります。そ
の症状は多岐にわたり、日常生活に支障をきたすほど重症な症状に悩む例も
あります。
そこで、本学会では、日本歯科医学会からの助成をえて、会員内の調査によ
り初期治療の内容について得られた三つの重要な設問について、患者と医療
者の判断を科学的な根拠をもって支援する目的で、それぞれの処置についてラ
ンダム化比較試験など信頼性の高い論文を検索し、専門家だけでなく、顎関
節症患者の代表者および患者団体支援者の参加を得て、推奨の程度(GRADE
評価)を協議・決定しました。
以上の三つの「顎関節症患者のための初期治療診療ガイドライン1, 2, 3」は、一
般社団法人日本顎関節学会のホームページおよび日本歯科医学会歯科診療ガイドラ
インライブラリー
http://kokuhoken.net/jstmj/
http://www.jads.jp/guideline/index.html
からダウンロードすることができます。
日本医療評価機構・医療情報サービス Minds
http://minds.jcqhc.or.jp/
に掲載されています。
発行日:2013 年 12 月 20 日
文 献:Yuasa H, Kino K, Kubota E, Kakudo K, Sugisaki M, Nishiyama A, Matsuka Y,
Ogi N, the Evidence-based Clinical Practice Guidelines Task Force. Primary treatment
of temporomandibular disorders: The Japanese Society for the temporomandibular
joint evidence-based clinical practice guidelines, 2nd edition. Japanese Dental Science
Review, 49(3):89-98,2013. ( http://dx.doi.org/10.1016/j.jdsr.2013.05.002 Free)
診療ガイドラインは、科学的根拠