この本では、「発達障害のあるこ」とひとくくりにしているけれど(と思ったら最後に紹介されていた)、実際は発達障害者支援法では、発達障害は①広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー、トゥレット)②学習障害(LD)③注意欠陥多動性障害(ADHD)に分類される。
そのへんのところがよく整理されてるのはこれだと思う。
広汎性発達障害(PDD)とは?年齢別に症状の特徴を解説!広汎性発達障害(PDD)とは?年齢別に症状の特徴を解説! | LITALICO(りたりこ)発達ナビ
それぞれ、現場での「身の回りの生活援」の具体的方法は違いがあったりする。それでも「感覚が敏感」などの特徴は共通しているから、そういう視点でのあそびの例が豊富に載っているのはいい。
読んでみると、その「遊び」自体は生活の中での家事のひとつだったり、保育をする上で一度は必ずやったことがあるような定番の遊び。でも、それをどんな目的で、どんな言葉をかけて、そしてどんなことを工夫して遊べばいいかを見つめ直せる。あ、これは確かにこういう感覚を鍛えてるなぁ、とか、こういう風に説明してあげればいいんだ、とか。
これまた買って、手元に置いておきたい。
以外メモ。
気になる行動につながりやすいのは、前庭覚(平衡感覚、体のバランスをとる感覚)、固有覚(体の動きを感じとる感覚、見なくても手足の位置や動きを感じとるなど。運動企画力))、触覚(さわったりさわられたりする際の皮膚感覚。本能的な働き(原始系。痛みで手を引っ込める)と、ものを識別する働き(識別系、さわったものの形や大きさ、材質などを識別)がバランスよく働く必要がある)の働き方に問題がある場合。(五感は、使っていることを自覚しやすい感覚)