10月26日はサーカスの日
サーカス

①近代的なサーカスの起源は1768年、イギリスの退役軍人フィリップ・アストリーが行った乗馬曲芸ショーだった。
 フィールドを円形に使用したショーは好評を博し、アストリーは新たに曲芸師などを雇い入れた。
 その後、1770年、イギリスの「アストリー・ローヤル演芸劇場」で行った公演が、初の近代的サーカスであるといわれる。

②日本で初めてサーカスの公演があったのは1864年。
 アメリカ・リズリー・サーカスが横浜で興行した。

③日本で知られるサーカス名に「ボリショイ・サーカス」というものがあるが「ボリショイ・サーカス」と言う名前のサーカス団は存在しない。
 かつて、日本の興行団体がソ連のサーカス団の総称として「ボリショイ・サーカス」という呼称を使用していたもの。
 現在では「ボリショイ・モスクワ国立サーカス」と「ボリショイ・サンクトペテルブルク国立サーカス」というサーカスはあるが、日本でいう「ボリショイ・サーカス」とは関係がなく、むしろ、「ボリショイ」という冠がロシアに逆輸入された格好で、既存のサーカス団が改名された。
 なお、前述の興行団体は後に「ボリショイ・サーカス」の法人名を取得している。
 ちなみに、ボリショイとはロシア語で「大きい」の意。

④サーカスの象が主人公のディズニー映画「ダンボ」は、「ピノキオ」と「ファンタジア」の赤字を補填する目的で作られたため低予算だった。
 製作費は、ファンタジアが228万ドルに対しダンボは81万ドル。

⑤10月26日が「サーカスの日」とされる理由は、1871年10月26日、フランスの「スリエサーカス」が日本でサーカスを興行したことから。
 当時の様子は歌川国輝の絵にも見ることができ、乗馬曲芸主体であったことが伺える。


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