【小説】支払いはステーブルコインで 瀬奈社労士探偵事務所 第4話⑤ | 節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ

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転職により、大幅な年収ダウン しかし節約の本も出している著者は違った!!いかに生活費を押さえ、楽しく生活していくのかを実践してきた節約アドバイザーの著者が今度は節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのこと語ります。



第4話 奨学金の保証人 分別の利益



★再びシャノアールにて
 
「おまたせ!ごめんね、約束の時間に少し遅れちゃった!」と瞳が入ってきた。


「いや、大丈夫よ、昨日と違ってじっくりとコーヒーを味わうことが出来たらから」と微笑む陽菜


「ということは昨日は味わえなかったってこと?」と瞳が聞く。


「そりゃーそうでしょ、あんな衝撃的な話を聞いたら、味も何もわからないよ」と笑いながら陽菜が答える。
 
 瞳も笑いながら「それでね、お父さんに確認したら、【分別の利益】なんて知らないってさ!しかも全額返済らしいよ・・・これで可能性が出てきた訳だけど、どうしてそういうのを調べずに払っちゃうのかな、うちのお父さんは!だからリストラされちゃうだよ!あのタコ!」なんて言っている。


 
「それでお父さんが動いてくれるってさ、就職活動よりもそっちのほうが大事だなんて言って、今日、その専用のホットラインに電話するってさ」と瞳


「そう、それは良かったわ、もし半額の300万円が戻ってきたら、大学は辞めなくてもよくなるんでしょ?」と陽菜が聞いてみた。
 
「まあ、お父さんもそうは言ってくれているけどね、実際は生活費もカツカツだから・・・」と瞳


「あ、そうそう陽菜のお父さんにお礼を言わなくちゃだね」と瞳


「いや、いいよ、まだ・・・本当に返金されたときにお礼してくれれば・・・」


「でもこういうのってアドバイス料としてって感じなの?」


「そうよ、いつもこうやって、困っている人を助けて、その困っている人から報酬をいただくという、嫌な仕事なのよ・・・」と陽菜がため息をついた。
 
「でも、ちゃんと報酬は支払うわ、いくら位なの?」


「いや、友達のためだから、今回は特にいらないと言ってたよ」と陽菜はとっさに嘘をついた。


「でも仕事なんでしょ?」と瞳


「いやー、私も仕事を普段から手伝ってあげてるから、今回はおまけしてくれたんじゃない?」と明るく返す陽菜


 
「本当に!助かるわ!私、陽菜と友達で本当に良かったと思ってる!」喜色満面の笑みで瞳が喜んだ。


「こっちこそ、瞳と友達でいて良かったし、これからも学校で一緒に思い出作りたいね!」と陽菜も少し引きつり気味の笑顔で答えた。


 言えない。友達にこんなお父さんだと思われたくないと思い自分で支払おうと決めた陽菜だった。
 
 もしかしたら、本当におまけしてくれるかもなあと楽観的に考えていたのであった。



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