シニア期に入るワンちゃんの健康管理は重要です。特に、認知症のサインを見逃さないことが大切です。認知症は高齢性認知機能障害と呼ばれ、人間のアルツハイマー型認知症と似ていますが、初期段階では気付きにくいことがあります。
シニアワンちゃんが認知症になる可能性がある場合、次のような症状が現れることがあります。ご飯やおやつの催促が増えたり、昼間は寝てばかりで夜になると活動的になったり、排せつの失敗が増えたり、同じ場所でくるくる回ったりすることがあります。これらの行動が観察された場合は、認知症の可能性が高いです。
シニアワンちゃんの年齢に伴う変化と認知症の兆候を見極めることは難しいかもしれませんが、飼い主はワンちゃんの日常生活に注意を払い、異変を見逃さないよう心がける必要があります。特に、8歳以降のワンちゃんの約3分の1が認知症を発症する可能性があると言われており、13歳以降にはその割合が増加するとされています。
ワンちゃんの認知症の早期発見と管理は重要です。定期的な健康診断や獣医師との相談を通じて、適切なケアを提供しましょう。早めの対処が、ワンちゃんの健康と幸福を守る鍵です。