人を依存させないために「与えない」こと | カズ姐さんの深くて面白い心理ブログ

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こんにちは。

リトリーブサイコセラピーで

心の悩みや問題を根本から解決する

心理セラピスト (サイコセラピスト)

カズ姐さん こと 大鶴和江です。

 

 

今日も暑いので涼しげな画像貼っときます。

ここも先日行った五色沼です。

 

 

今日は心理とは関係のないつぶやきですが、

最近いろんな本を読んで備忘録的に

自分の考えを整理するために記事として

ここに書いておきたいと思います。

 

 

「褒める」ことがその人をダメにする?

というお話しです。

 

 

今月は読書月間でいろんな本を読んでますが、

もうそろそろ15冊を超えようとしています。

心理学、脳科学、医学、自己啓発、美容、

健康、ビジネス、などなどなど。。

 

 

その中でふと目にしたのが、

「褒める」ことの弊害を考えて褒めよ!

という言葉にギョッとしました。

 

 

私も過去によく言われました。

カズさんは人を褒めないよね

 

とか

 

○○さんがカズさんにぜんぜん

褒めてもらえないって言ってたよ、

 

とか

 

Aさんのことを褒めてばかりじゃなくて、

私のことも褒めてください!

 

とか。。

 

 

????

私には何のことやらさっぱりわかりません。

 

 

私はその人が素晴らしかったときは

おお、よかったやんけーすごいなー!とか

褒めるときは褒めていたつもり、だったからです。

 

 

そうかー

もっと褒めないといけないのかなー?

と反省して「もっと褒めよう」と思いましたが

5分でその考えを止めました。(笑)

 

 

その考えに違和感あり、です。

 

 

褒められるの定義がそもそも不意のギフト

という扱いであればいいのでしょうが、

褒められることそのものが報酬となって

その人の無意識にこびりついている場合は

褒められるためにやる、ということになります。

 

 

私が読んでいた本の中にもまさに

そのことが書かれてありしまた。

 

 

人を自分の思い通りに

支配したいのなら

目の前の相手を褒めちぎれと。。

 

 

昔そんな自己啓発の本やセミナーが

すんごい花盛りだったときがありました。

 

 

確かにね、褒められると嬉しい、

それはわかるんですよ。

 

 

でもそれがその人にとっては

褒められることを期待してやったわけではなく、

目の前のことに努力して出した結果であり、

結果的に誰かから表彰されて褒められた、

という「ギフト」であればいいでしょう。

 

 

でも、褒められたいという思いで行動し、

結果としてそれが得られなかったとなったら

期待に応えてくれない相手や上司に

怒りと失望し恨みを抱くようになるかもしれません。

 

 

あの人はあの上司はパートナーは

なんで私のことを

わかってくれないんだ!

被害妄想全開

なるかもしれないですね。

 

 

褒められる弊害としては、そういう人が

「褒められる」という報酬を得ると

また褒められたいという欲求を引き出してしまい、

それが褒めてくれた相手に対して好意が

ますます強まり、理想化にまで発展してしまいます。

 

 

この人こそが理想の人だ!

最高!大好き!

この人の為に頑張ろう!

という勘違いを起こしてしまいやすくなり、

 

 

自分のために頑張るのではなく、

もっと、もっと褒められたいので頑張る!

という、他人や報酬や名誉欲しさの努力

になってしまい、

依存性を強化してしまうのです。

 

 

ワシは心理職人なのでこのメカニズムは

よく理解していました。

 

 

だからこそ、

「褒めて欲しい」人には褒めない、けど

今までできなかったことができたりしたときや

失敗してボロボロになってもまだ

立ち上がろうとする人は褒めます。

 

 

おお、そこよかったなー!

ここもう少し改善すると良くなるわ。

みたいなあっさりした褒め方をするんです。

 

 

でもダメなところは

思いっきりダメ出しもしますけどね。w

 

 

結局、自分に自信がない人ほど

外側から褒められることに意識が向き、

報酬を期待してダメなフリをしてみたり

自分はだめなんです、できないんです、と言う

○○芝居を始めてしまいがちなのは、

 

 

目の前の相手からのそんなことないよ、

あなたはこんなことができたじゃない、

すごいよ、あなたは素敵だよ素晴らしい、

という褒め言葉を期待していることも

多々あるということです。

 

 

人は無意識に自分の弱さを使って

相手をコントロールしようとする。

から。

 

 

そこで不必要に褒めてみたり、

励ましてみたり、

アドバイスを与えようとすればするだけ

 

 

相手は自分の頭で考えて

自分を生きるための答えを

自分の中に見つけられなくなり、

 

 

心の自由をどんどん奪われていく

のです。

 

 

自分がどうしたいか?

自分がどうなりたいか?ではなく、

相手が周りがどうなのか?という

相手主体でモノを考えるようになったら

もうすでにヤバイ証拠です。

 

 

相手の主体性を奪わないという

原則を私はとても大事にしています。

 

 

それは心理のお仕事をしているから

なおさらそこが大事になってくるわけです。

 

 

子育ても、カウンセリングもセラピーも

リーダーシップも夫婦関係も恋愛も

すべてこれが当てはまるんですよね。

 

 

依存させない。

答えをあげない。

アドバイスをしない。

自分で考えて結論を出させる。

本人の主体性を尊重する。

(正確には多少はアドバイスしますが)

 

 

自分自身が正しい答えをもらうことで

人生の価値を見出していた人は

相手にも支配的になりやすい

 

 

無意識に弱さを出して相手からの

支配を引き出してみたり、

自分が支配してみたり。

 

 

私の仕事でいえば

心理セラピストとクライアント、

講座の講師と受講生の関係性に当たります。

 

 

依存の恐ろしいところは、

依存と支配の役割が交互に入れ替わり

立ち代わり変わっていくところ。

 

 

言い忘れました。

褒められたい、は、愛されたい

ということ。

 

 

褒めちぎられると

一気にドーパミンが出て

気持ち良くなるのと一緒で

この感覚がもっと欲しい!となります。

 

 

報酬は麻薬のようなもの。

 

 

この弊害が一番怖い。

 

 

人に依存させようとする詐欺師は

ここら辺を熟知していて、

相手に最初がーんと否定してから褒める。

 

 

相手はもう離れられなくなり

正常な思考すらもできなくなります。

 

 

DV夫と妻の関係に似てますね。

宗教の教祖と信者の関係もそう。

 

 

というわけで長くなりました。

 

 

特に職場でリーダーシップを

取っている方や子育て、親子関係、

パートナーシップに悩む方にも

参考になればと思います。

 

 

くれぐれも

与えすぎは相手の主体性を奪う

ことを意識してみてください。

 

 

それを防ぐためには

アドバイス、ではなく、質問する、

ことです。

 

 

質問のスキルをぜひ磨きましょう。



締切まであと2日となりました。
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ではではまた~ヾ(≧▽≦)ノ

 

 

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