令和5年6月6日 火曜日
昨夜、夜空に浮かんだお月様が美しくて
しばらく眺めておりました。
一昨夜が、「ストロベリームーン」と呼ばれる満月だったと
あとで知って、赤みを帯びていたのは、そうだったのかと
思いふけりました。
重いご相談やお問い合わせが続くと、どうしても自分の心も
重くなりがちです。
ひきづられてしまうというか・・。
楽しい映画を観てても、
美味しい食事をしてても、
頭のどこかに、心の中に、悶々としたものが残ってしまっています。
当然と言えば、当然なのですが。
これが私の仕事なので、忘れることなんてありえないのですから。
「とんでもないことが起こった。従業員を懲戒解雇したい。」
「パワハラが目に余る。辞めさせたい。どうしたらいいか。」
「やる気のない社員をどう指導したらいいのか。」
「いい人材がいない。求人かけても来ない。どうすればいいのか。」
「労基署から呼び出しを受けた。何を言われるかと思うと眠れない。」
このような相談が続々と来ます。
そうなんです、私のところに来るのは、ほぼ困った困った挙句のご相談
なのです・・。
しかも、簡単に解決しなさそうな・・・(泣)。
以前、元労務コンサルタントの方から言われました。
「あなたの仕事は、メンタルがやられませんか?
あなただって、人間だもの。 大丈夫ですか?
僕は、労務相談の仕事を辞めました。
毎日がただただつらくて、全く楽しくなくて・・。」
たしかに、気持ちがしっかりしていないと、きついなと
思うことは多々あります。
まさか、まさかで19年目になった今のお仕事。
私が、紆余曲折あって、たどり着いた心境は
「依頼者の喜びは、我が喜び。
依頼者の悲しみは、我が悲しみ。
依頼者のためなら、苦言も辞さない。」です。
言葉はシンプルですが、これが心の中にしっかりと入ってからは
自分自身がしなやかになった気がします。
晴れた日は、お天道様が、
そして晴れた日の夜は、お月様が見ています。
恥じない生き方をしていきたいと思います。