サンスイ SP-95の改造記(1) | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを30年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。

京都の二条木屋町にある人気のBAR K6で、長年お客様の耳を楽しませてきたサンスイのビンテージスピーカー SP-95を改造することになりました。お店の壁に設置されていたSP-95を取り外し、代役のYAMAHA NS-21モンスピを設置してきました。




早速音の確認をしてみましょう。25センチウーハーに3.5センチのソフトドームツィーターの2ウエイです。サンスイの格子に隠れてよく見えませんが問題なく鳴っているようです。密閉式で少し重い感じの音ですが心地よく鳴っています。周波数特性を取ってみます。



左右とも差は有りませんでした。ウーハーのみの特性はこうでした。



ツィーターのみの特性はこうなってます。



ツィーターの特性はかなり問題ですね、どうしたものか考え込みますね。
格子を外してみます。大切に使われていたのでしょう埃はたまってますが、大きな傷も無く綺麗なままのエンクロージャーです。ユニットも全く傷んでません。クロスエッジも柔らかいままでした。



ユニットを外してみます。




中にはびっしり吸音材が詰められていますが、密閉式にもかかわらず湿気は全く来てませんでした。非常に珍しいケースですね、毎日お店の壁面の高い位置に取り付けて鳴らしていたので良いコンデションを保つことができたということでしょうね。湿気がきてないので板が撓ることもなく角に隙間が空いてきたりもしてないです。

ウーハーはセンターキャップが布の柔らかいものでした。これは取り替えることにします。磁石はそこそこの大きさのフェライト磁石が付いています。




ツィーターは大変大きなフェライト磁石が付いています。



ウーハーはユーインメソッドによる改造を行います。エッジを綺麗に取り除き、センターキャップを外して、コーン紙の補強をやってゆきます。ツィーターはどうしたものかしばし考えながら観察することにします。



スピーカーネットワークを見てみます。ツィーターの音量調整が付いていますが、音出しの時にガリが出ていました。取り替えた方が良さそうです。
バッフル面に貼り付けてあるスポンジは残念ながら劣化がひどいので取り外して黒のフェルトを貼ることにします。




1973年発売のこのスピーカーはもう40年近く経っていますが中は錆びも無くかびも無く大変綺麗な状態でした。いつものように吸音材は抜き取って内側の壁面にクロスを貼り、新たにバスレフポートを前面に取りつけることにします。

さて、どんな音になるでしょうか。



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