アンプの音を決めるのは電源です。電源は電池が最適。 | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを30年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。


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私は大学で電池を専門に学んだので、オーディオアンプには 電池が一番適しているのではないかと学生時代から密かに思っていました。




その後電子部品メーカーに就職し、トランジスター、IC、LSIのエンジニアの仕事に従事しました。


その間、趣味で音が良いアンプの製作を続けていき、いろいろ確認していきました。


その結果、やはり電池電源のアンプは音がいいことが確認されました。




ではなぜ電池電源が音がいいのでしょうか?


一般のアンプの電源は100Vもしくは200Vの交流電源を整流して変圧して使用します。例えば100Vの交流から30Vの直流電源を作る回路を考えると元の100Vは常に変動し、1秒間に60回もしくは50回も正逆反転しながら変動しています。




このおもいっきり暴れてる流れから一定の電圧の流れを作り出すわけですが、そんなこと不可能と思いませんか?この問題をクリアーするために昔から回路設計者は電源回路を果てしない苦労をして開発し続けてきました。それは今も続いていて、いかにロスなく安定な電源を作り出すかという努力は今後もずっと続くでしょう。思わず脱帽しますね。そこまでして交流電源を使う必要があるのでしょうか?




それだけ苦労して見かけ定電圧電源を作り出しても、元の電圧が揺れているのだからその電源を使った


アンプの駆動能力は常に変動します。つまり、アンプが動いて定電圧電源から電流がアンプに流れ込むと電源回路内のコンデンサーに蓄えられた電気が放出されます。放出された瞬間にコンデンサーの電圧は電圧降下を起こすので定電圧にならないのです。




この変動はアンプを通してスピーカーの音を歪ませます。また、100Vの交流にはノイズ成分が混ざっています。これらの成分もアンプを通してスピーカーの音を濁らせるのです。


と、ここまでの話はよく言われてることなので皆さんはよくご存知だと思います。




問題はここから、


一般の人は電池と聴けば電気を蓄えている物と答えるでしょう。


確かにそうなのですが、蓄えるというイメージはタンクに貯蔵するようなイメージではないでしょうか?


実際はそれは違いますね、それはコンデンサーです。




電池は電極で起きる化学反応により電流を流しているのです。その化学反応は可逆反応で、


通常は放電状態で電流を流し出す方向に化学反応は進みます。しかし逆に電極に電圧がかかれば逆方向に化学反応が進み電気を蓄えるのです。




このことは放電状態、つまりアンプを駆動している状態の時は電極で化学反応が起こり電子を生み出している状態で、まさに発電しているイメージです。放電という無力を連想させる名前で呼ばれますが実際は高速に電極反応が進む発電状態なのです。この発電する能力は電池の種類により違うのですが、強力なものは電気自動車に使われているリチウムイオン電池などがあります。この能力が大きいことを電池の内部抵抗が小さいと表現します。




この電極反応は非常に高速に反応が進む為放電して電圧降下が生じた瞬間には次の反応が終わって電子が供給されるので電圧は下がることなく維持されていくのです。このことこそ電池電源のアンプの音が良い原因なのです。




つまり、アンプが駆動状態の時は常に同じ電源電圧で電源電流の供給が維持され、アンプから大電流が流れ出る瞬間、電源からも大電流が流れ出るのですが、電極での化学反応が超高速に進んで超高速に発電して電源電圧を一定に維持し続けることができるのです。この定電圧の維持能力がアンプの安定な動作を支えて音を良くしているのです。




内部抵抗が小さい電池で最も使いやすくて充電量も大きく安価なものは鉛蓄電池です。これこそ最も適したアンプの電源なのです。自動車用の鉛バッテリーは瞬時に100アンペア近く電流を供給する能力を持っています。自動車の重いセルモーターを瞬時に回すことができる鉛蓄電池は40cmウーハーを複数駆動して20Hzの超低温を鳴り響かせるのにうってつけなのです。

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