勇敢トリマーたる所以 | 勇敢トリマーの闘う毎日

勇敢トリマーの闘う毎日

フロリダでドッグホテル&サロンのオーナーとして働くアラフィフ女の闘う毎日です。

結婚してアメリカに移住してきたのはかれこれ16数年前。

 

結婚前は一貫してテクノロジー関連会社に勤めていました。(元オットの日本での起業を手伝ったりもしましたが)

結婚後10年は専業主婦をしていたのですが、不妊治療をあきらめ再就職を考え始めたのが9年前。

お金のためではなく、一生楽しめる仕事を探そうと思っていたのですが、なにせフロリダのリゾート地、職種に大きな偏りがありました。

 

もんもんとしていたある日、3ワンのトリミングをしていたときのこと。

 

 

元オット:マダム(当時はまだ結婚してましたからね)、2ワンのトリミングをしてるときすごく楽しそうだよね。Youトリミングサロン始めちゃえば?

 

 

一瞬「お前はジャニーか!」と突っ込みたくなりましたが、ナイス元オット!

そこからは結構早かったです。

 

トリマーになるまでとサロンを開くまでの話は長くなるので今回は省きますが、40代になってから一生の仕事を決めたわけですからアメリカの若いトリマーさん達とは覚悟が違います。噛みグセのある子や高齢犬など、他のトリマーさん達が嫌がる犬をどんどん引き受けていました。

気がついたら「難しい犬は勇敢さんに❤️」と地元の獣医さん達がオススメするトリマーになっていました。

 

どんな子も愛情を持って接すれば大丈夫!というのが私の信条ですが、たまにはこんなことも。

 

 

手を噛まれることはよくあるのですが、今回はかなりガッツリやられてERで4針縫ってもらいました。

 

そりゃもうたくさんの人たちから、「その犬のトリミングはもう断るよね!」と聞かれましたが。。。

 

もちろん引き受けます!

 

すでに地元のトリミングサロンではほぼ全て拒否されてる子なので、私が断ったら獣医さん併設のサロンで麻酔下でのトリミングくらいしか道は残されていないのです。。。

 

今回は私の注意不足から発生したことだし、まだまだ私にしてあげられることはあるはず!

50代の決意は固いのです!

 

というわけで、以前はオットとの闘いでしたが、いまは自分との闘いです。年齢的なものもありいつまでトリマーをやっていられるかは分かりませんが、私の信条を変えることなく働いていこうと思っています。

 

もちろん怪我には気をつけて、ね。