“  研修生 智哉という男  “
※今回もがん細胞3.000個消します。

おはようございます
 
 
 
今ね
粋塾には学生チームがあります。
中学生や高校生の研修生たち
 
 
 
彼らにはそれぞれにドラマがあり
それぞれの人生を生きる中で
うちに来る事になった。
 

 
 世間の常識人は
引きこもったり不登校の彼らを
人生でつまずいた。とか
出遅れてる なんて
きっと言うだろうけど
 
 
 
僕は
歩くという字が
少し止まると書くように
彼らなりの進み方だと思ってます。
 
 
 
そんな中
学生チームの1人
智哉 15歳
 
 
 
来月から こっちの通信制の高校に通い
3年間預かる事になりました。
 
 
 
つい先日の研修日
研修生全員で 
“ 闇自己紹介 “をしました。
 
 
 
僕は智哉がうちに来る事になったキッカケ
その話をするかどうか楽しみでした。
 
 
 
結果
彼は自分の口でみんなに話した。
 
 
 
それは
“ 親を殴り親に包丁を突き立てた事 “
 
 
 
彼の両親はその彼が包丁を突き立てた日
怯えながら 粋塾に連絡くれました。
 
 
 
その日
車で6時間も掛けてこっちに来てくれた。
 
 
 
僕は
事件一歩手前と判断して 
次の日 彼を説得に向かった。
 
 
 
卒業生の琉凱と一緒に。
 
 
 
智也の家に着き
先に琉凱が説得に向かう
2時間ほどたち
帰りの時間も迫ってきたので
僕が彼の部屋に入ると
彼は勉強机の椅子に座り
毛布にくるまっていた。
 
 
 
“ あっ こいつ怖いんだ “
 
 
 
僕は琉凱から彼との話の内容を聞き
すぐにわかったことがあった。
 
 
 
それは
“ 有り余るパワーと頭脳の使い方がわからない “ ってこと。
 
 
 
僕は智哉に
“ 色んな経験させたるで 俺を信じて来い “
 
 
 
そんな話をしました。
 
 
 
彼は僕が話している話を遮り
目を大きくして言葉を発しました。
 
 
 
“  僕 行きます!  “
 
 
 
信じられない!
そんな表情をするお母さんを横目に
僕は
こいつは化けるな。
そんな風に感じていました。
 
 
 
そしてこっちに来てからは
寝ても覚めてもゲームしろと
伝え続け
 
 
 
そして約1ヶ月経った頃
 
 
 
彼は僕に言ってきました。
 
 
 
“ 色んな事を経験したいから
僕も研修に出させて下さい “
 
 
 
何度も書いているように
人生を変える為に必要なもの

“  勇気と行動  “
 
 
 
そのまんまでした。
 
 
 
それをキッカケに
智哉は少しづつ自分を取り戻してきました
 
 
 
そんな智哉が約一週間前
 
 
 
“  僕 氷室建設に行きたいです! “
 
 
 
粋塾が持つ研修先で
最もハードで理不尽な場所
そこに行きたいと中3のガキが言う
 
 
 
あの時
こいつ化けるなって思った勘は
やっぱり当たってた。
 
 
 
智哉はね
今までも 今回と同じ様に
一生懸命頑張ってきた
 
 
 
人に迷惑かけない様に
人の役に立てる様に
親の期待に応えれる様に
自分の価値を上げるために
 
 
 
まだまだガキのくせに
色んなものを背負って生きてきた。
 
 
 
また同じ事の繰り返しになるんじゃないか?
 
 
 
そんな不安は一粒も出ませんでした。
何故なら
 
 
 
あいつが僕を信じてるから。
 
 
 
昨日
智哉から話があると連絡がありました。
 
 
 
内容は
お母さんを殴った事
お父さんに包丁を突き立てた事
そんな酷い事をしたのに
親にお金を出してもらってこっちにいたいと今でもわがままを言ってる事
親に感謝の気持ちが生まれたのに
親に迷惑かけている事。
 
 
 
泣きながら僕に話してくれました。
 
 
 
僕はひたすら うんうんと
彼が僕に求めるまで聞いていました。
 
 
 
話の最後に
“ どうしたら良いか相談したくて電話しました “ 
と言ってきたので
僕はいくつかの事を伝えました。
 
 
 
・ 今感じてる事を味わい切って
同じ痛みを持つ人の気持ちがわかる男になれ

・ 親に甘えてる自分を許して 親に甘えさせれるデカイ男になれ
 
 
 
・ 毎日をただひたすらに一生懸命に生きろ
 
 
 
こんな話。
 
 
 
もちろん最後には 
僕が一番伝えたい言葉を添えました
 
 
 
“ 何があっても俺がおるから大丈夫だぞ “
 
 
 
僕は言ってもらう事はなかったけど
僕のパパがその生き様で伝え続けてくれた事。
 
 
 
僕ね
昨日智哉から話を聞いて
お母さんに聞いたんです
 
 
 
智哉からどんな事を言われたか?
 
 
 
話を聞き
その中で僕が一番印象に残ったのは
 
 
 
“ 母ちゃん
殴ったりしてごめんね “
 
  
 
“ 俺泣きそうな事だったり辛い事を一番下だから言えないけど 母ちゃんには言っていいかな? “
 
 
 
お母さんもお父さんも号泣し
うちのスタッフも泣き
そして僕は
感動しました。
 
 
 
“ なんて格好良いんだこいつは! “
 
 
 
ってね。
 
 
 
僕ね
40歳からこの自立支援を法人化して
これを事業としてやる事にして
心から良かったと思ってます。
 
 
 
大変な事は沢山あるけど
もうね
毎日がドラマです。
 
 
 
少しでも伝わって欲しくて
こうやって書くけど
やっぱりね 本当は
ここに来て感じて欲しい。
 
 
 
彼らと触れ合って
可能性って 希望って 信じるって
本当にすごいなって。
 
 
 
だから
ただ来るだけでも良いし
何かお手伝いをしに来てくれてもいいし
ただ話し相手になってくれてもいいし
何でも良いから
 
 
 
この子達を感じて欲しいと思ってます。
 
 
 
最後に智哉へ
 
 
 
お前は俺に
3年間居させてもらっても良いですか?
と聞いてきたけどな
 
 
 
俺はあの時すごい嬉しかったよ
 
 
 
信じてくれてありがとう
 
 
 
昨日
泣きながら気持ちをぶつけてくれたな?
 
  
 
俺に言ってれてありがとう
 
 
 
信じるって字は
人に言うって昨日言ったな?
 
 
 
俺もお前を信じてる。
 
 
 
出会ってくれてありがとう。
俺はお前を愛してるよ。
 
 
氷室優
 
 

 
追伸
今日は最後の写真でがん細胞消します。
 因みにその写真は
智哉を説得して 一緒に乗った電車で
彼がつけていた
アイマスクです。
 
 
 
僕はそのアイマスクを見た時に
このアイマスクを持っていた時点で
彼の運命なんだと思いました。
 
 
 
それでは
その写真を見て
がん細胞消して下さい。
 
 
 
今日もありがとうございました。