それは仕方ないことかもしれないけれど、別れていたから。



私と付き合っていた頃のカレとは違う対応に、

こんなところもあったんだ…とか発見をしながら、

楽しめたらよかったんだろうけど

不安になっていくばかりで



「そんなことないよ」

ってカレは言ったけど、

「……」

何も言えないまま時間だけが過ぎた



最近また、泣いてばかりの自分がいる…

もちろん、幸せだって思えるときもあるけど

そんなときの方が多いかもしれないけど

やっぱり以前とは違うんだ…

そんなふうに感じることが増えてきた





私たちやりなおせるの?

帰ってきてくれた私の元へ

なのにまた眠れない夜が続く





遠恋だった私たちは、時間があれば音声チャットで繋がっていた

それは出来る限りのカレの優しさ

そして束縛と安心

大切な二人の時間だった





そんなカレと別れた後の生活は悲惨だった

生活と呼べるようなものではなく

本当に情けないものだった

食べれずに眠れずに病院の世話になった

いつしか誰かが私を気遣い

一人の時間がなくなっていた

一人では食べない食事も誰かとなら食べる

眠れない日が続けば薬で眠った

それでもそんな日々は二ヶ月程で落ち着き

どうにか一人でも食べて眠れる日々が戻ってきた

少し人間らしい生活

そして周囲の優しさに感謝していた







そんなときメールが届く…

『久しぶり、元気にしてる?オレは…』

と私にはすぐに分かる元気じゃないカレのメール

『ドウシタノ? ナニガアッタノ?』

と聞かずにはいられない大好きなカレのメール







それから今カレは私だけを愛していると言う

嬉しくて仕方ない

思わず笑みがこぼれる

なのにまた眠れない夜が続く

…タスケテ…
好きだって言われて…

やりなおしたいって言われて…



喜んでる自分がいて

私自身も好きだからどうしようもないことだけど

何事も無かったようにカレを受け入れてしまいそうな自分がいて





あのとき…

カレが別の女性を好きになって、私は振られて

キライにはなれなかった…

ニクイと思うこともなかった…

ただただ寂しくて、カレがいなくなってしまったことが辛くて、悲しくて

情けないけど、毎日何も出来ずに泣いてすごした…



綺麗事に聞こえるかもしれないけれど、

あのとき…(カレが幸せになってくれるなら)

私が諦めさえすれば済むことなんだ

たとえ諦め切れないと言ったとしても
カレに振られることは変わらなかっただろうし
すんなりと別れを受け入れなければ
カレに嫌われて、
二度と声を聞くことすら
友達でいることすら
許してもらえない、出来なくなってしまう
そのことの方が耐えられないと思ったから



カレが生きていて幸せでいてくれるなら

たとえそれが私と歩く道でなくても構わない

そう思えた、そう信じた…




そして、私がやっと現実を受け入れることが出来るようになった頃

カレから連絡があり、元気のない疲れたカレの声を聞くことになる



(ヤット、ワラエルヨウニ、ナッタノニ…)


私だって好きだよ…

本当に好きだよ…

でも…