何年かぶりに読んだ

恩田陸の「上と外」


やっぱり好きだ〜!


前回の「同志少女よ敵を撃て」で

どうにも疲れてしまい

癒しを求めて再読した

2000年〜2001年に連載されたから

はや21年⁉️

あの頃とは時代も私も変わったけれど

読んでいる時のワクワク感は

なんにも変わっていない✨


中米G国が舞台の冒険?小説

主人公は中学生の少年と小学生の妹で

マヤ文明の遺跡が残るジャングルに

取り残されてしまう

都市部では不思議なクーデターが起きる


「人生は何もしないでいるには長いが、

何かをやり遂げるには短い」


冒頭に書かれた少年の祖父の口癖に

還暦を過ぎて読み返した私は

ドキッとした


そして考えさせられた

少年の父の自問自答


「親は概ね子どもを信用しているが、

最後のところで信じていない。

子どもは、普段の生活の細々したところでは

親のことを信用していないけれど、

最後のところでは信じてる。

そのボタンの掛け違いが、

お互いに不信感を生んでいることに

なかなか気がつかない」


親と子について、こういう見方もあるんだ!

私は信じてきたつもりだけど…

子ども達にとって

私はどんな親だったのだろう


長い物語の中に

ハッとさせられる言葉がいくつもあって

親や子や、それぞれの立場の思いが

書き出せないほど

山のようにある


ちょっと漫画チックで

ストーリーに無理もあるけど

映画のようで

インディージョーンズみたいで

ハラハラドキドキの物語


今回読み返して

とにかく、じいちゃんがカッコよすぎる!

下町ロケットのような職人のカッコよさ

揺るぎないじいちゃんの哲学だ✨


私の孫はまだ4歳と1歳だけど

あと数年後に私たち夫婦は

あんなカッコいい

じいちゃんとばあちゃんになれるのか⁉️



年月を経た今

若い時に読んだ本を

また読み返してみたくなった


小説の中身が変わるわけないのに


私の中身が少しは成長して変化して

受け止める幅が広くなったってことかな


読書は

自分の変化も気づかせてくれる




スキップして人生を折り返しましょう!
ハッピーライフ&ラッキーライフ
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