演習授業でかかわっている被災地の情報を得ようとすればするほど

そして、何が今後の復興計画に必要なのか


考えれば考えるほど

色々見れば見るほど


なんか空回りしていく。


そんな中、自分たちのテーマである若者のリアルな情報を得られないかと探していながら、上原ひろみのPlace to be、そしてGreen Tea Farmを聴いていた。

それに被災地の光景、被災者の言葉が重なって、思わず涙が出てきた。


Green Tea Farmは、私と同じ静岡出身の彼女が自分の故郷をテーマに作った曲。


なぜ、あんなにも何度も津波が押し寄せる場所に

決して、住みやすいとはいえない場所に

こんなになってもなお、住み続けたいと思うのだろう


正直、部外者としてはそう思わなかったといえばうそだ。被災地の人に対して。

でも、Green Tea Farmを聴いていて、自分の生まれ育った場所が同じような被害にあったら?と考えた。


やっぱり自分の故郷、というのは特別なもの。

たとえ、何もなくても。


でも。


その一方で考えた。

阪神大震災の際の復興に関する文献を読んでいた中で気になったこと。それは「景観」


正直、陸前高田は今や津波前の姿は全くない。

現在の瓦礫の街から、本格的に復興した時、その街を見て、住んでいた人がまた「住みたい」と思えるだろうか。

そう思える街にするには、どうしたらいいのか。


復興計画。

このあまりの難しさに、改めて今回の震災被害の甚大さを痛感する・・・。