台風15号から1年経って、魚が戻ってきているのを期待して興津川に車を走らせました。
台風前に多くの渓魚の水中映像を撮ったポイントを何カ所か探りましたが、泳いでいる魚はほぼいなくて、時折アマゴやイワナが現れても直ぐに隠れてしまいました。魚の数が少ないのと、警戒心が強くて身を隠しているのでしょう。
アマゴやイワナのような魚だけでなくて、動きのある昆虫や他の生物がみあたりませんでした。水の透明度が高いので、美しい水中ですが、時間が止まったような無機質な世界でした。
台風22号の被害が少なかった富士川水系の渓流では、今年も多くの渓魚が泳いでいるのを見ることができるのと比べると、大きな差があると感じました。災害は、魚の性質・性格にも影響をあたえるのでしょうか...?
やはり川の再生には時間がかかるようです。静岡県の大井川の下流域や他の川では、今だ道路が通行止めの所もあるので、興津川はまだいい方なのかもしれません。 一度失われた自然が元に戻るまでの時間は計り知れませんが、見守っていきましょう。
You渓