下書き保存したはずなのに、朝になったら消えてしまっていたブログを1から書き直している獣医師youです。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;筆者です。動物のお医者さんやってます。割とポンコツです。
昨日の夜のことすら思い出せません。
きっと書いてはいけないことを書いていて神様が教えてくれたんだと思います。
;動物看護師長。おたアヒママ(おたまアヒルのママ)。言いにくい。
同時刻に別の記事をいじっていた。
もしかしたらこの人が犯人なんじゃないかと思っている。
;走り方が独特な2歳半児。新人1号。おたまと呼ばれる。
私のゲームを見ていて、「失敗ーうふふ」と言ってくる。
スキル「煽る(あおる)」を覚えた。
;アヒル先生。新人2号。顔が人間らしくなってきた。
よく喋る。何言ってるかわかりません。
喃語(なんご)というらしい。喃語の教科書とかないのでしょうか。
;訳あって集まって来た動物たち。
我が家の問題児、うなぎさん。
でも一番の働き者。献血に再生医療の細胞提供…。
あとでたらふく美味しいもの食べられるので、許してほしい。
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当院は20時まで診察しております。
緊急事態宣言により飲食店の営業も20時まで。
この時間からご飯作るとか、正直めんどくさいのです。
スーパー行って買うにしても、チンしてその後片付けるのもめんどくさい。
カップ麺は胃もたれします。
あれ、食べるものがない
これが現代版兵糧攻めというやつか
(違う)
食べることが楽しみだった私は、やることがなくなったためゲーマーに戻っていくのでした。
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みんなの知らないデキモノ(腫瘍)の世界ということでお話を進めております。
先週のお話
【症状から考えるシリーズ】デキモノを見つけた時にはどうする?(腫瘍について)①
前回、「結局、わからんってことを伝えただけじゃねーか」と袋叩きにあったわけですが…。
それをどうやって分析していくか、お伝えしていきたいと思います。
(これがスタンダードというわけではございません。先生によって違うと思います。)
○デキモノはいくつかに分類して考える。
何かできているからと言って、全てが腫瘍というわけではありません。
ちなみに、「腫瘍=がん」というわけでもありませんので診察で「腫瘍」と言われてもびっくりしないでくださいね。
(ついでに、こんなの覚える必要はありません。こんなに種類があるんだなー程度に見てください。)
・分類①「炎症」
いわゆる腫れている状態。これも2つに分けることができます。
a.急性炎症…虫刺されや怪我などでプクッと膨れているようなもの。
b.慢性炎症…ヒトで言えばペンダコ。ワンちゃんで言えば、肘の辺りにできたタコみたいなもの。
・分類②「水胞」
中身に何か入っているパターン。
何が入っているかによって変わってきます。
a.血液…血豆みたいなものです。血腫ということもあります。
b.血漿…火傷のときに水膨れができますよねあんな透明の液のことです。
c.膿…そこに感染が起きると膿になります。
d.分泌物…ニキビみたいな。デカいものになると10cmくらいになることも。
・分類③「ヘルニア」
簡単に言ってしまえば、何かが飛び出ている状態。
臍ヘルニア(でべそ)とか、ソケイヘルニアとかですね。
・分類④「腫瘍」
ここまできてようやく。
まだこれも2つに分けることができます。
a.良性…転移しないですが、大きくなる事はあります。
b.悪性(がん)…これだけは命に関わる可能性が高いので、早く対処したいところ。
○もう一度。これらを見た目で判断できそうですか
触り心地が似ていることも多々あります。
それに対して、「大丈夫ですか」と聞かれても責任を持って返答するのはなかなか難しいものです。
○はっきりさせるにはたった2つの方法。
これは「〜〜腫」ですと胸を張って言える可能性があるのは、2つだけです。
・細胞診…デキモノに針を刺して細胞を取ってくる方法。ガラスを押し当てるだけの場合も。
・病理検査…デキモノ自体を切り取って検査する方法。
どちらもメリット・デメリットがあります。
それは次回にお話しします。
ちなみに、ヒトの世界では血液検査(腫瘍マーカー)で調べられるものもありますが、動物さんの世界ではまだ開発されていません。
次回が最後
細胞診や病理検査のメリット・デメリット、そのほかの検査について説明いたします。
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“明日から使える生き物の不思議クイズ”
Q;チョウとガの区別はどうつける
A:イモムシがチョウに、毛虫がガになる。
B:羽を閉じてとまるのがチョウ、開いてとまるのがガ
C:区別はつけられない。
A;
これ、昔から疑問だったんですよね。
最近ではGoogle先生に聞けば一発なのに、調べることすらしなかったのでこの歳まで知らないままでした。
選択肢のAやBには例外が多く、全部に言えるわけではないそうです。
チョウもガも同じ鱗翅目(りんしもく)に分類され、生物学的にも区別はつけられていません。
ということで、答えはCの区別はつけられない。でした
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〜番外編〜
先日めでたく誕生日をお迎えした獣医師you
普通の診察日だったため、当日はバタバタと
夜間外来までしっかりこなし、
誕生日を締めくくった我が主人(あるじ)様
そんな頑張りやのご主人さまへ
日頃の感謝を込めて
オリジナルパーカーを贈りました
題して、「親バカパーカー」