こんにちは。
この時期になると、お肌の調子が良くない獣医さんyouです。
髭を剃った後にヒリヒリして気になってしょうがないんですよね。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;このブログの著者。小動物臨床に従事する獣医さん。
院長室の電波が悪くて非常に不便です。
妨害電波でも出ているんじゃないかというくらい。
電波が主食の私に取っては死活問題です。
;動物看護師長。おたまちゃんのママ。ついでに獣医師youの奥様。
電波に対してはそこまで興味を示さない。
ただ、発言がたまに電波系。
(行動や発言が意味不明だったり妄想癖のある人をこう呼ぶらしいです。)
;遊ぶならやっぱり明け方だよね!系児童。おたまちゃん。
色んな意味で電波系。
いつも何かを言っているのだが…
最近、ひょっとしたら歌っている可能性が浮上中。
;二匹の猫。つみれ(三毛)・うなぎ(白黒の八割れ)と呼ばれます。
電波発生装置がおもちゃ。
壊れた時の精神的ダメージが大きいのでやめてほしい。
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寒くなってきましたね。
それも驚くほど急に寒くなった気がします。
それと同時にアイスが美味しく感じる様になってきました。
冬限定のアイスなんてものも出てたりして、見つけたら買ってしまうのでやめて欲しいんですが…。
また病院の隣がコンビニというのもよろしくない。
さらには近頃PayPayにハマっているので、携帯1つ持っていけば買い物できてしまう。
非常によろしくないんです。
便利さに飲まれてくのもなぁ…と思ったり思わなかったりしますが、とりあえず何にでも手を出してしまう私は、結局飲まれていくのでした。
冬場のアイス、美味しいです
洋酒が効いていて大人向け!チョコレートのRummyが好きな方は是非
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さて、細胞診と病理組織検査でしたね。
(病理組織検査についてのお話は次回になります)
細胞診についてのお話の続きなのですが…
前回
【検査】細胞診と病理組織検査、違いがわからない人はコチラ①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12546669732.html
本日は、
・細胞はどうやってとるの?
・どんなところからとれるの?
についてご説明したいと思います。
○細胞のとり方について
細胞診はどんな方法でも良いので、どーにかして細胞を持ってくることができれば検査できます
なので色々な方法が考え出されています。
・FNAにて採取する
獣医さんにFNAと突然言われてよくわからなかった方もいるのではないでしょうか
FNAとは、Fine Needle Aspirationの略で、体表にできたデキモノやリンパ節などの細胞診に使われる方法です。
ざっくり言えば、それらを針で刺して細胞を取ってくる方法ですね
・組織のスタンプ
手術で摘出した臓器や皮膚の表面などで使われる方法です。
スライドガラスにペタペタと押し付けて、ガラスについた細胞を検査にまわします。
針をさせない様な大きさのものや、平べったいものに有効です。
・液体に含まれる細胞の細胞診
例えば関節炎の診断では、関節液を採取して診断することがあります。
関節に針を刺して吸引し、スライドガラスに塗り広げて乾かし、染色・観察をします。
また、膀胱内の腫瘍では尿の中に腫瘍細胞が出ていることがあるので、尿を遠心して沈んできたものをスライドガラスにとって観察します。
○細胞はどんなところから取れるのか
…実は、なんだかんだで身体中のどこからでも取ることができます(例外はあります眼の中とか、破裂してしまいそうな腫瘍とかお勧めできないところはあります。)
いくつか具体例を挙げてみます。
・体表の腫瘤(デキモノ)
メジャーどころですね
デキモノは、見ただけ触っただけでは良いものなのか悪いものなのか判別することは非常に難しいです。
細胞診をするなら、FNAもしくは組織のスタンプを行います。
・骨髄
原因不明の貧血や、異常な白血球が見つかったときに細胞診を行います。
骨髄は血液を作っているところなので、ここを見ればわかるということですね
ただし骨髄は「骨」の「髄」にあるので全身麻酔が必要です。
大腿骨や骨盤に太めの針を刺して取り出します。
・胸水、腹水
これらは様々な理由で溜まってきます。
心臓病、低タンパク血症、腫瘍、腹膜炎、猫伝染性腹膜炎…などなど。
どれが原因でお腹や胸にお水が溜まっているかを見分けるためには…
そう細胞診ですね(当然、他の検査も組み合わせるべきです)
確定診断までは出なかったとしても、ある程度の予想はつけられちゃいます。
・膣スメア
なんと、発情周期を調べることだってできてしまいます。
一番交配に適した時期がいつなのかを調べます。
湿らした綿棒を膣に入れて採取した細胞を、スライドガラスにつけて染色・観察します。
・耳垢
外耳炎の診断に使えます。
耳垢を綿棒でとって、スライドガラスにつけて染色・観察します。
細菌やマラセチア、炎症細胞などが観察できます。
…とまぁ、書いていけばキリがないです
手順としてはそんなに難しいものではなく、どこの病院でもやってくれることかと思います。
かなりの情報量が得られる検査なので、提案された時にはやってみると良いでしょう。
ただし、費用に関しては病院によってかなり差が出るものなので、一度聞いてみると良いかも。
細胞診についてはここまで。
ちょっと長くなってしまいました
次回は病理組織検査について書いてみようかと思います。
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“勝手に動物コラム”
Q;やっぱりうちの仔にもミネラルウォーターをあげるべきよね
A;だめとは言わないですが、軟水にして欲しいです。
カルシウムやマグネシウムを多く含むものは、尿結石の原因になります。
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余談、
仕事を終わらせてから帰って晩御飯を作ると夜も更けてしまう事から、
最近我が家は休みの日にシチューやカレーなどの大鍋料理を作り置きするようになりました。
(ご飯を朝予約しておけば、温めてすぐ食べれる)
今のところ、
シチューカレーハヤシビーフシチューカレー(←現在地)
となっているのですが、
ワンラウンド終えて、ふと、私たちの知らない大鍋料理ってないものかと疑問になりました。
そこでこの場を借りて、皆様のご家庭で食べられている大鍋料理でオススメ!がありましたら是非教えていただきたいです!!
ちなみに獣医師you一家は好き嫌いはありません笑
今週はここまで!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
また来週