こんにちは。
いつもお越しいただき、ありがとうございます。
どうやらここに願い事を書くと叶うみたいです。
アイマスクを無事に入手した獣医師youです。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;このブログの著者。小動物臨床に従事する獣医さん。
携帯のアプリ、○リオカートツアーにハマってしまっています。
眠い時にやるとアドレナリンが出て()目が覚めます。
ドーピングしているような気になります。(実際にしたことはありませんが)
;動物看護師長。おたまちゃんのママ。ついでに獣医師youの奥様。
スイーツ○ラダイス(甘いものメインの食べ放題屋さんです)に
行きたくて行きたくて震える看護師。
近いところでも車で1時間はかかるのに…。
;冬眠系児童おたまちゃん。多分、お腹で床が見えていない。
おばあちゃんに餌付けをされまくって、毎日がパラダイス。
普段あまり興味のないパパにも、台所に立つだけで寄ってきます。
ちょろい。
;二匹の猫。つみれ(三毛)・うなぎ(白黒の八割れ)と呼ばれます。
強敵コタツが出現したことで二匹とも瞬殺されました。
家の中でのエンカウント率が激減し、レアキャラとなっています。
コマンド「おびき出す(フードをばらまく)」でたまに捕獲可能。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
もう、あの曲が耳に付いて離れない
ということはありませんか
しかも一部分だけリピートされるやつです。
寝ても覚めても、このブログを書いている時も…
そんなあなたにオススメなのが、
水曜日のカンパネラ「桃太郎」
キッビッダーン キビキビダーン キッビッダーン キビキビダーン
って頭の中でずっと小さなオジサンが歌っております。
…妻さんが冬になると家の中で着る半纏が、の桃太郎のものとそっくりなんですよね
見たら頭の中で止まらなくなってしまいました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、今回もハリネズミの子宮疾患について書いていきます。
重ねて言いますが、ハリネズミさんの子宮の病気は意外と多いと思います。
血尿だと思ったら、同時に子宮の病気ということも頭に入れておかないといけません。
前回はコチラ
【ハリネズミ】3大疾患 子宮の病気①
○どんな検査をやるの
ハリネズミさんは嫌なことがあるとすぐに丸まってしまいます。
性格によっては触らせてくれることもありますが、しっかり見るためには沈静が必要になることがほとんど。
すでに体調が悪いこともあるので、状態を見ながら行います。
大体の費用も書いてみますね。(地域や病院によって大きく異なります)
・触診(診察費に含まれている場合がほとんどかと思います)
…ハリネズミさんはお腹の筋肉が比較的薄いので、大きなものが(腫大した子宮など)ある場合、触るとわかります。
・エコー検査(1500〜4000円)
…大きくなった子宮や卵巣が確認できれば、より可能性は高くなってきます。
・レントゲン検査(5000円前後)
…手術前の検査として重要です。肺に異常が無いか、も確認します。
・病理組織検査(15000〜25000円)
…確定診断を出す場合にはこれを行います。手術で子宮と卵巣を取り出すことが前提となりますが…。悪性腫瘍だった場合、ここで検査をしておかないとわからなくなってしまいます。
・尿検査(1000〜3000円位)
…本当に血尿では無いのか、また、場合によっては膀胱炎なども併発している場合があるのでその確認のために行います。
・血液検査(5000〜10000円)
…採血は大体において沈静が必要となるので、手術の時に同時に行ったりします。腎臓や肝臓などに影響は出ていないか確認します。
○治療法
・外科手術
根治を目指すならこの方法になります。
いわゆる避妊手術ですね。
ただし、子宮や卵巣が大きくなっていたり、周りの臓器に引っ付いてしまっていたりすると難易度は高くなります。
・抗生剤や止血剤などの内科療法
手術を希望しない場合や、手術まで時間があく場合、状態が悪く手術には耐えられないと判断した場合にはこの方法になります。
ただし、完治は非常に困難であることを理解しておく必要があります。
○手術をやった場合、長生きできますか
よく頂くご質問です。
悪性腫瘍だった場合、その種類や進行度合いにもよりますが…
あるデータを元にお話しすると、
・手術を行った場合、経過はいい場合が多い
・生存期間の中央値は303日
といったものはあります。
その仔その仔によって変わってくるので、やってみないとわからない部分はありますが、調子が良い場合は多いような気はします。
○予防することはできない
イヌ・ネコさんと同じように、「若いうちに避妊手術をすること」ということになってしまいますよね。
手術のリスクと予防、どちらを取るかという話になってしまいますので、獣医さんとしっかり相談の上でやらないといけません。
やはり血が出る病気ってビックリします。
こんな病気があるんだなぁ、と知っておくだけでも落ち着いて対処が出来るのではないでしょうか。
では、また来週
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勝手にコラム
Q;そういえば、勝手にコラムの「勝手に」ってどういうこと
A;そうですよね、新しい読者さんのためのもはっきりさせておかないと。
えっと、私が「独断と偏見、たまにデータに基づいた情報を提供するコーナー」
でありまして、つまり、「勝手に」好きなことを書くこともあるのでこの名前なん
です。
ま、ネットの情報を信じすぎるのもよく無いってことですね 笑
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
余談、
1歳7ヶ月になったおたまちゃん
自我が芽生えて来ました!
特に嫌!という感情が凄いです