こんにちは。
獣医師のyouです。
このブログでは、動物さんの病気などなどについて解説しています。
噛み砕いて噛み砕いて砕きすぎてなんだかわからないものになってしまっている事が多々あります
登場人物紹介
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;このブログの筆者。動物のお医者さんやってます。
私は、めんどくさい食べものが嫌い。
結局食べますが、気が乗りません。
しかし、最近「食べさせてもらえばいいんだ」ということに気付きました。
;動物看護師。おたまちゃんのママ。ついでに獣医師youの奥様。
「アーンして」
「アーン」
「…(そうじゃない)」
;おたまちゃん。1歳ちょっと児。
ブログのトップページの変え方がわからなくなってしまったため、
永遠の0歳児。
変更できるボタンがどっかにあるんでしたっけ。
;二匹の猫。つみれ(三毛)・うなぎ(黒白)と呼ばれます。
お二方とも膝の上で寝るのが好き…
と思っていたのですが、柔らかいところならどこでもいいみたいです。
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先日、ようやく内覧会を開く事ができました
いらして頂いた方々、お忙しいところお時間を割いて頂きありがとうございました。
フード相談会、獣医師体験会、マッサージ教室、イラスト屋さん…かなり盛りだくさんの内容になってしまいましたが楽しんで頂けたでしょうか。
このブログを読んで来てくれた方もいたりして…。
これ、私にとってはかなりのサプライズでとても嬉しく思っております。
また、貴重なご意見を頂きありがとうございますm(__)m
ブログって独り言なので、自分の書きたい事ばっかりになってしまうんですよね
率直なご意見、ありがたいことです。
アンケートで頂いたご意見はスタッフ全員で共有し、一つずつ皆様に還元できるようにしてまいります。
楽しいことできそうなご意見がたくさんあり、これから時間がいくらあっても足りない気がしています
また、お手伝いして頂いた皆さん、これからも世話のかかる院長かと思いますが、懲りずによろしくお願いいたします。
あ、内覧会開く開く詐欺で終わらなくてよかったです 笑
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今回でネコの糖尿病は最後ですね
糖尿病の治療をしていると、なかなか数値が安定しなかったり、症状が改善されなかったりと悩ましい状況になることがよくあります。
そんな時に放っておくと、糖尿病の治療の意味が無くなるだけでなく、糖尿病性ケトアシドーシスという命に関わる病気に陥ってしまうことがあるのであまり様子見はしない方がいいですね。
では、どのようなことが原因になるのか一緒に見ていきましょう
前回までのお話はこちら
【ネコ】オシッコが甘い??ネコの糖尿病①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12504788064.html
【ネコ】オシッコが甘い??ネコの糖尿病②
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12509223488.html
【ネコ】オシッコが甘い??ネコの糖尿病③
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12509425197.html
○そもそもインスリンをちゃんと注射できていない
これ、実際かなり多いです。
そういった時は、病院で獣医さんに注射してもらって血糖値の変化を見るのがいいかと思います。
注射って意外と難しいんです。
ましてや針は短いですし、飼い主様には優しさがあります。
(獣医さんに優しさがないとは言っておりません 笑)
なかなか上手にお薬が入っていってない。
ちゃんと針が刺さっていることを確認してから、注射しましょう。
ドラマみたいに格好良く打つ必要はないですよ
○インスリンが失活している
インスリンが壊れてしまって効かなくなっている場合が考えられます。
使う前に振ったり、古くなっていたり、適切な温度で保存できていなかったり…
インスリンさんはデリケートなので優しくしてあげてください
○インスリンの量が足りない、または多すぎる。
ずっと同じ量でやっていても、年齢や体質の変化、環境の変化などなどにより上手く血糖値をコントロールできなくなってしまうことがあります。
高血糖の状態が続いたり、低血糖になりすぎたりは命に関わってくるのでこまめにインスリンの量を変更する必要があります。
効き目が悪い場合には、皮下注射から筋肉注射(こちらの方が、お薬の吸収が良いんです)に変更することで改善することもあります。
また、注射の回数を変えてみるのも一つの手です。
○インスリンの種類が体に合っていない
インスリンにも色々な種類があります。
販売している会社さんが違うだけでなく、効果時間や効き目が出るまでの速さなどまちまち。
もし一種類のインスリンで効果がなくても落ち込まずに別のもので試してみると良い結果が出ることもあります。
○食事を安定して食べてくれていない
フードは、糖尿病用のフードの方が血糖値の上がり下がりが安定するので理想的…ではあるのですが、好き嫌いをする仔に至ってはこの限りではありません。
これまで食べていたご飯を安定して食べてくれるのであれば、そちらの方が血糖コントロールしやすかったりもします。
ご飯の回数は1日2回を基本とします。
おやつは…ダメって言ってもあげてしまうのはしょうがないことなんですかねぇ…
○他の病気にもかかってしまっている。
様々な病気でインスリンが効きにくくなります。
例えばこんな病気や状況です
・肥満
・ステロイドの投与
・慢性腎臓病
・肝臓病
・甲状腺機能亢進症
・副腎皮質機能亢進症(クッシング)
・慢性炎症(口内炎、慢性膵炎など)
有名どころを挙げてみました。
歳をとってくるとどの病気にもなり得るんですよねぇ。
単に血糖値をコントロールできないと言っても、色々な状況があることはお分りいただけましたでしょうか
ちなみに、定期的に血糖値をチェックしていないと治療がうまくいっているのかどうかすらわからないということは忘れちゃいけません
手間と費用がかかる病気だからこそ、ならないように気をつけないといけませんね
では、また来週
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“勝手にイヌネココラム
”
Q;フィラリア症の症状って知ってます
A;病気としては有名ですよね
最近は多くの方が予防しているおかげで、フィラリア症で亡くなる仔も少なくなりました。
基本的には心不全の症状と似ています。
咳が出たり、お腹に水が溜まったり。なんと言っても、心臓の中に虫がいるわけですから。
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余談、
最近お片づけを覚えたおたまちゃん。
獣医師you「あれ〜。こんなところに絵本落ちてる〜。おたまちゃん、お片づけして〜!」
おたまちゃん「ん…。」とてててて。
絵本のたててある本棚に持っていき、
…押し込みます。グイグイ押し込みます。
おたまちゃん「」
獣医師you「うん、その入れ方じゃ入らないけど、場所はあってるからいっか」
子供の成長って本当早いですね。
つい先日ハイハイからあんよが出来たと思ったのに…。
お母さんはついていけません
今週はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、来週