今週もこんにちは。
獣医師のyouと申します
妻さん「ハートなんてつけて、何かわいこぶってんの」
私「…一瞬おっさんであることを忘れようとしただけです。すみませんε- (´ー`*)フッ」
最近、リブログして頂くことがあってとても嬉しく思っております。
できるだけお礼を言うようにしてはおりますが、コメントなどが書き込めないこともあって感謝の意を伝えられておりませんヾ(゚Д`;≡;´Д゚)ノ゙
なんとなくモヤモヤしておりますので、この場でお伝えします。
ありがとうございます
(繰り返しお伝えします。中身はおっさんです。)
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前回から犬のアトピーについてお伝えしております。
きっと、なかなか治らないなーと悩んでいる方が多い病気ではないでしょうか
もしかしたらヒントになるような事が書いてあるかもしれません
ぜひ、前回も一緒にご覧下さい
【イヌ】体が痒い!アトピー?(そもそもアトピーってナンデスカ?編)①
今日はその治療法についてお話ししていきたいと思います。
○アトピーは完治しない病気
初めからとんでもないことを言いました
やはり、根本的な原因が遺伝的なものにあるので完全に治すことは難しいのです。
でもそんなに悲観的にならないで下さい
100の痒みを0にすることはできなくても、50とか30(ここまでくれば十分に治療は効いていると言って良いでしょう)にすることはできます。
痒みを悪化させる要因がたくさんあるので、それを1つひとつ取り除いてあげればいいのです(*・ω・*)
○抗原となるものを接触させない
抗原とは、花粉とかハウスダストとか。
ここでは、体が間違って敵と認識してしまって、痒みを引き起こす物質のことを言います。
とは言え、花粉やハウスダストを避けて歩けるわけではないです。
(そんな事ができるなら、この花粉症をなんとかしたいです(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!!)
なので、
・こまめに家の中を掃除する
・こまめにシャンプーをして洗い流してあげる
・寝床のクッションはマメに洗濯する
などをやってあげましょう。
ただし、これだけでアトピーを良化させるのは無理なのであまり神経質にならないようにして下さい
○ノミの感染を防ぐ
アトピーのワンちゃんはノミに敏感な事が多いです。
ノミに感染する事でノミアレルギー性皮膚炎を起こすので、毎月しっかりと予防することをお勧めします。
○皮膚の細菌感染に気をつける
アトピーの仔の皮膚は、健康な仔に比べてとっても弱いです。
簡単に細菌感染を起こし(膿皮症と呼びます)、これがまたとっても痒い
円形脱毛みたいになっていたらこれを疑います。
こんな時は、
・抗生剤を使って菌を倒す
・薬用シャンプーで菌を流す殺菌する
のが良いかと思います。
*ちなみに、この菌はどこからくるのとよく聞かれますが、ほとんどが元々皮膚にいる菌です。
○マラセチアの感染に気をつける
こちらも、もともと動物の皮膚にいるのですが、酵母菌です。
皮膚から出たアブラをご飯に増えていきます
アトピーの仔は皮膚からアブラを分泌しやすいのです。
なので、
・抗真菌薬(酵母菌はカビの仲間なんです)を使う
・やっぱりシャンプー(特にカビ用)をしてあげる
のが良いですね。
さて、今回はこんなところにしておきます。
アトピーの治療は細かいことを言えば、とんでもなくたくさんありますが、主要なところだけを紹介していきたいと思います。
次回も治療のお話ですが最後(にしたい)なのでお付き合いください( ´∀`)σ
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“勝手に猫コラム”
Q;うちには二匹の猫がいるんだけど、トイレも2つで良いよね
A ;トイレは飼育頭数+1の数用意してあげるのがいいと言われます。
誰かが使ったトイレは嫌いという仔がいるので、我慢しすぎて膀胱炎になることがしばしば
ちょこっと面倒ですが、用意してあげてください。
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余談、
最近、気温差が激しいですね
暑くなってきた!と思い
初夏の服装で外出したら
案の定寒かったり
体温コントロールで体力が
吸い取られてしまいます
そんな気温の変化に応じて、
変化するのは
猫たちの寝方も同じ様で…
暑い日は丸まらずに

寒い日は膝の上でキュッと丸まって
たまに目を開けたまま…
目が動いてるから
起きてると思いきや
ずっとこの調子でした
夢でも見てるのかな
皆さまもくれぐれ気温の変化に
お身体にお気をつけてください
今回もお付き合い
ありがとうございます
また来週